2018年3月30日金曜日

ちょうど満開

明日が締め切りの原稿を書き終え、共同執筆者へ。読み直すと意味不明な日本語が多発。まだまだ、かなりの書き直しが必要そう。

その後、依頼されていたダンゴムシを採集するためうろうろ。ちょうど満開。


書き直しは必要だが、少し気持ちに余裕ができたので、図書館で文献探し、PDF化を進めて終了。

来週には新年度が開始。新しく受け持つ授業がいくつも始まるので、こちらの準備も、、、と随分前から思ってはいるのだが。

2018年3月28日水曜日

普通種

原稿書きで、ほぼ終わった。一番面倒なところをどうにか片付けた。明日、完成させて、関係者に送れる、、、と良いけど。

昨日は標本を送ったが、本日は頂いた。

普通種だと思うけど、実体顕微鏡レベルだと分からないな〜。


この地域初記録の種も含まれていた。

2018年3月27日火曜日

不思議だ

神戸でハナダカダンゴムシを採集。共同研究者へ。

ハナダカ高密度地帯で採集したのだが、ワラジムシは結構な密度でいたが、オカダンはほとんどいなかった。

マイクロハビタットか、種間関係(競争、繁殖干渉etc)か、不思議だ。

もう一種探していたのだが、見つけられなかった。

2018年3月26日月曜日

「大島〜」、「児島だよ」

共同研究者向けのサンプル採りで午前中が終了。

かなりまずい状況の原稿書きを進めて終了。合間に、卒論の相談もした。

先週の金曜日、鳥取大学米子キャンパス(医学部がある)で次世代シーケンサーの講習会に参加。とても勉強になった。

大山が綺麗に見えた。


ただ、駐車場についたとき、かなり体がだるくて、風邪かも、途中で帰るしかもないかも、という状況だった。

そして、その後、色々と検証した結果、どうやら、花粉症!、のようだ。数年前から、薄々感じてはいたが、とうとう誤魔化しが効かないレベルになってしまった。

と思いつつも、とうとう行ってしまった。もっと早く行くだろうと思っていたけど、、、。

ジーンズストリート。

これを生で見たかった。


大きいとは言えないけど、拍子抜けするほど小さいわけでもない。また、ジーンズも無茶苦茶な値段設定ではない。

場所は、「大島〜」、「児島だよ」でお馴染みの岡山県倉敷市の児島というところにある。

鳥取と岡山は接しているのだが、住んでいるところは日本海に接しており、児島は瀬戸内に接している。というこで片道2時間以上かかった。

明日は、日帰り神戸で採集。神戸といえば、あの外来種。

2018年3月22日木曜日

8000個体強

夕方まで標本整理。この標本は、福岡時代の修論で公園緑地を調べたもので、論文化に向けて再同定をしている。

合計で8000個体強あった。当時では分からなかった種が、いくつか同定できるようになった。さらに、今回の作業で、1種としていた種を2種に区別する形態が見つかった。

ということで、この該当する種は、再度、全て見直すことに。

その後、種分類の論文書きを進めるが、終わったと思ったお絵描きに、色々と不足が発覚した。下書きはしたのに清書されていない部位も発覚。焦りは禁物だ。

3月中に投稿を目論んでいたが、もう少し時間をかける必要があると気づいたところで終了。

明日は、一日中、遺伝子実験の講習会に出席。

2018年3月20日火曜日

したがるオスと嫌がるメスの生物学

標本整理をしてから、少し論文書きをして午前中が終了。

午後、ABSの講習。どんどん海外の研究をする気力が失せる、、、。

その後、締め切りが迫った原稿を少し進めて終了。

岡山大学の宮竹先生の新刊。必読!


面白い。宮竹先生が研究されてきた昆虫の交尾行動の研究を中心に、世界の動向にも触れている。

学生時代のヘリカメムシ、沖縄県職員時代のウリミバエ、岡山大学赴任以降のコクヌストモドキ、ヨツボシケシキスイ、オオツノコクヌストモドキ、アズキゾウムシ、そして、モンガゲロウ、が研究対象となっている。

コクヌストモドキでは、死んだふりが天敵からの捕食を免れる適応形質であることを証明する。しかし、すぐに死んだふりをするオスは、交尾相手を見つける上では、その用心さが仇となる。自然界では、このコストとベネフィットのバランスで性質が決まっているのだ。

オオコクヌストモドキは、クワガタのようにオスのみが大きな顎を持つ。そして、この大顎は予想通りに、オス同士の戦いに使われ、大きな顎を持つほど、その戦いに強い。

また、この大顎の大きさは、体全体の大きさとも関係している、つまり、ごっつい体のオスは、大きな顎を持ち、そして、オス同士の戦いに強い。

しかし、この形質間の相関が大きな問題を起こす。ごっついオスの娘は、ごっついのである。しかし、ごっついメスは、腹部が短く、細身のメスよりも産卵数が減ってしまう。

つまり、オス間の闘争で有利な進化(ごっつい化)が生じると、メスの繁殖で不利になる、というオスとメスの間で利害の対立、つまり、性的対立が存在したのである。

このように、様々な昆虫を対象にすすめられた研究は、性的対立を浮かび上がらせてくる。

宮竹先生の研究ではないが、人のオスとメスの間にも性的対立を示唆する研究も進められているそうだ。

面白いので例を、

オルガニズムに達しないセックスでは、女性は精子を体液と一緒に排泄するそうだ。つまり、女性は、オルガニズムを利用して受精する相手の精子を操作できるかも知れないだ!

他にも面白ネタがあるので、興味がある人は本を。

もちろん、人間のセックスネタだけでなく、ウリミバエの大量飼育おける体内時計の変化(そして生殖隔離の可能性)や負け記憶など、まだまだ多くの研究成果が、面白く、そして、分かりやすく紹介されている。

読んだら、きっと行動生態学を好きなってしまう一冊。

もくじ
1.ドーパミンが生き方と求愛を決める
2.がんばるオス
3.オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?
4.そして「性的対立」が生じる
5.愛の最終決定権を握っているのはメスである
6.愛はタイミングで決まる
7.オスとメスの決別
8.性的対立とは何か?

2018年3月19日月曜日

期待

久しぶりに標本整理をして午前中が終了。午後は会議に出席したのち、論文書きをして終了。

昨日は卒業式。


鳥取に来て初めて、研究室から卒業生×3が巣立った。

これまで約10世代の卒業生を見送った。

しかし、以前いた大学の学生とは、違うところ、も、同じところ、もあり、そして、それ以上に個人差が大きく、学生とのやりとりは、いつまでも試行錯誤が続く。

この時期は、ホッとしつつも、寂しくもなる。

とくに、以前は、卒業生のほとんどが教員だったので、そのうちどこかで会うかな、という気持ちもあったが、これからはそうではない。

今まで以上に、良い時間を過ごせることを期待しています!

2018年3月16日金曜日

Invasion stages and potential distributions

お絵かきの続き。一部位、描き忘れていたので、それを描いて、どうにか終了。

明らかにおかしな部位があるので、それは再度、観察が必要だけど、30部位のお絵かきが終了、、、。

先日、受理された論文が公開になった。

Invasion stages and potential distributions of seven exotic terrestrial isopods in Japan
Karasawa and Nakata (2018) BioRisk, 13: 53–76

日本におけるワラジムシ類の分布データベースを作成し、それを用いて、外来種7種の生態ニッチモデルを作成した。

海外のデータも含めたGlobalモデルと日本のデータのみのRegionalモデルの比較から、各個体群の侵入ステージの評価をしている。

西日本全域が、外来種の潜在的な生息地となっていることが分かった。


左上がRegiionalモデル、右上がGlobalモデル、左下が侵入ステージの評価、右下が実際の分布地に侵入ステージを反映したもの。これはオカダンのデータ。

2018年3月15日木曜日

アコウ

引き続きお絵かき。明日で終わるか、、、。


あと会議に出席、論文修正で終了。

先日の沖縄。22地点で調査して、14地点で狙いの動物が採集された。

それとは別に、最近、共同研究を始めた動物も採集した。

名護の公園で簡単に見つけられたので、最終日に那覇空港の近くで採集しよう、と余裕を持ったのが失敗だった。

那覇市内でなかなか見つけられず、レンタカー返却時間ギリギリに、とある公園に生えるアコウの樹洞で数個体のみ採集できた。


2018年3月14日水曜日

ミミズの糞塊

昨日、山一證券が倒産したのは、小学校時代のとき、と書いたが、1997年なので大学生だった。

朝刊でスポーツ新聞をとっていた時代。こんな大事件があったことすら覚えていない、、、。

今日は、ほぼ一日中お絵描き。合間に、沖縄から送った荷物が届いたので整理、とか、投稿論文のやりとりをして終了。

先日の調査中に発見したミミズの糞塊。国内では、かなり大きい(最大?)と思う。


ミミズは指ほどの大きさ。2000年ごろに記載されたヤツだと思う。


土壌の耕転機能としてかなり重要である。私が学生時代に精力的に研究がなされていたけど、論文になったのかな?

2018年3月13日火曜日

1週間ぶり

昨夜、1週間ぶりに鳥取へ。

沖縄は、3月8日の深夜に到着して、4日間、調査をした。狙っていた動物は、ほとんど採集できず。

個体数が少ないことの証明ができたので、結果としては良いのだがつまらなかった。

天気に恵まれて良かった。


やはり沖縄は楽しい。ただ、そう思うのは私だけではなく、、、ホテルが高騰し、場所と時間によっては結構渋滞してしまうのが困った。

調査したかった場所のいくつかの地点が、国立公園の特別保護区に指定されており、採集ができないことに現地で気づいた。


移動中は、しんがり、を観ていた。山一証券という巨大な証券会社の倒産を描いたノンフィクションドラマ。私が小学校のときのことなので、当然、何も覚えていないが、ドラマはとても面白かった。

原作の小説があるのだが、著者は、ジャイアンツの社長でバタバタしていた人。すごい人だったのか。

今日は、お絵かきの続き、締め切り間近の原稿書き、学会編集業務をして、目が痛くなったところで終了。

2018年3月9日金曜日

採れず

東京経由で、昨夜、沖縄へ。

今日は、涼しいというか、寒いぐらい。カッパを着てちょうど良い感じ。

おかげで野外作業はしやすく、6地点で調査した。

今回の狙いはワラジムシ類ではないのだが、あまり採れずに終わった。

2018年3月2日金曜日

下書き

今週中に終えたかった、お絵描きが終了、、、下書きだけど。

あとは、会議とメール書きで終了。

来週は、バタバタしそうだ。

2018年3月1日木曜日

試験場

新しい研究テーマについて相談のため県の試験場へ。

昼からの会議に出席のため、急いで大学へ、、、明日だった。

午後はお絵描きに没頭。

楽しみだった山中慎介選手の再戦は、最悪の状況になってしまった。結果だけでもスッキリしてほしい。