2017年3月17日金曜日

sp

標本整理。未解剖ゾーンが終わり、種同定をしながら進められるようになった。

本日は和歌山のサンプルが多かったのだが、中国地方でもよく見られる2種が確認された。この頃の

sp_SK-2014と呼んでいる種で、昔はこれをセグロを呼ぶ人が多かった。多分、この形質をきちんと確認していないと思うけど。


SK-2014は、Karasawa et al. (2014, Edaphologia, 93: 11–27) でSpherillo sp.とした種だから。ちなみに属はSpherilloではない可能性が高い。多分、未記載種ではないのだが、学名の特定には大きな問題がある。

もう一種は、sp_SHI-1と呼んでいる種。


これは、唐沢・川野 (2014, ホシザキグリーン財団研究報告, 17: 19–54) でSpherillo sp. shi-1としたから。学名は上種よりは早く決着つくかと、、、。

sp_SK-2014は日本で最も分布域が広く、sp_SHI-1は中国地方では普通に見られるが、九州では見られない。

シーケンス結果が返ってきたが、なかなか良い成績。あとは、生活史論文書きを進めて、Resultが終わりDiscussionを少し書いたところで終了。