2016年6月26日日曜日

オカダンのボルバキア

色々と勉強。何となくで誤魔化していたオカダンのボルバキアも文献を見直す。

The evolution of sex determination in isopod crustacean
Rigaud et al. (1997) BioEssays, 19: 409-416.


1)元々は性染色体で性が決定していた。Z染色体に造雄腺を刺激するtm因子があり、W染色体にtm因子を抑えるtf因子がある。tm因子が働かないとオカダンはメスになる。

ZZ型:オス
ZW型:メス

2)ボルバキアはtm因子か、それによって作り出される物質を制限し、ZZ型をメスに変える。このメスの子は全てメス(ZZ型+ボルバキア;Wが無いため)となる。

ZZ型+ボルバキア:メス
ZW型メス

となるが、ZZ型の子は全てメス、ZW型の子は性比1:1なので、集団内のメスはZZ型が多くなる。
*単為生殖ではないので、ZZ型オスは存在する。

3)ボルバキア感染個体を同系交配していたらボルバキアが消えた。しかし、ZZ型なのにメスである個体が発見された。

詳細なメカニズムは分からないが、とりあえずZZ型をメスにするf因子というのがあると考える。この因子はメンデル遺伝することから染色体に入り込んでいる可能性が高い。

ZZ型+f:メス
*単為生殖ではないので、ZZ型オスは存在する。

まとめると、
1)染色体で性が決まる。
ZZ型:オス
ZW型:メス

2)ボルバキアが蔓延。
ZZ型:オス
ZZ型+ボルバキア:メス

3)f因子登場。
ZZ型:オス
ZZ型+f:メス

4)f因子を持つ染色体って、W染色体と同じ役割しているよね、、、
ZZ型:オス
ZW型≈ZZ型+f:メス

やはり面白そうだな。

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