2016年1月14日木曜日

植物群集の構造と多様性の解析

土日がセンター試験なので、明日はその準備のため休講で、学生は通学禁止。ということで、今日が卒論提出の締め切り。研究室から6名が提出。今月末に発表会を行う。

名ストッパーになっている学会編集業務を進めてから、学生と一緒にGISの勉強をして午前中が終了。

中型土壌動物卒論と公園修論の相談。公園修論はデータが多く、やり方が色々とありそう。

シークエンス結果が届いたが、綺麗に読めている。ただ、投稿論文に使いたいデータだけイマイチ。再実験が必要だな。

書籍自炊化の準備を少し進めて終了。

偶然見つけた本。生態学フィールド調査法シリーズ、だそうです。3巻しか発売されていないが、今後も期待大。


植物群集の構造と多様性の解析 (生態学フィールド調査法シリーズ)

ざっと目を通しただけだが、とても良さそう。

解析を踏まえたデータの取り方を簡単に説明した後、類似度、多変量解析による序列化、多様性の評価(機能や系統もある)、そして、モデル、と古典的な解析方法から最新の手法まで、広汎に扱われている。

「植物群集」を付いているが、基本的に動物にも適用可能である。

実例も紹介されており、非常に参考になる。数式は最低限に抑えられており、理論は苦手だけど解析はしないと、、、という人向けかな。

また、付録にRのパッケージが紹介されており、本書で紹介されている解析は、基本的にRでできるみたい。

手元に置いておきたい一冊だと思う。ただ、欲を言えば、Rのコマンドやデータ形式について記述があれば良かった、、、でもページ数と代金が倍になるかな。

もくじ
1.植物群集のデータとその性質
2.植物群集の序列化と分類
3.植物群集の多様性の解析
4.植物群集データを用いた回帰分析
5.植物群集の解析の応用事例