2015年4月20日月曜日

遺伝教育

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大学院の授業。

書類などを片付けて、かなりの間放置していたBurmoniscus11種問題を復活させる。サソリモドキが片付き、Mongoloniscus変異がとりあえず手を離れたので、次はこれを片付ける。

形態観察は一通り終わったのだが、簡単に済ませようと思った形質もきちんと観察することにした。

ということでSEM標本の準備をしたりして終了。


生物の科学「遺伝」の5月号を入手。特集は遺伝教育。2本立てで、中高校の生物教育と看護師教育が扱われている。


細かい点で勉強になることは多々あるのだが、個人的にとくに勉強になったことは、池内さんが指摘している「ヒトの遺伝形質を例にあげること、遺伝の法則を減数分裂を関連させて説明すること」である。

前者は理解しやすい。ヒトが最も関心を持つ生き物はヒトであるのだから、ヒトを題材として扱った方が関心を得ることは間違いない。

遺伝の分野でヒトを例に持ち出すと、遺伝病に触れなければならないので、教える立場としては扱いにくいかも知れない。筆者による教科書調査では、新課程でメンデル遺伝を扱うこととなった中学校の教科書ではヒトの遺伝病の関する記述はないそうだ。

しかし、劣性の遺伝病の遺伝子を持っている場合、本人は発症していなくても子どもが発症する可能性はあり、このような知識をしっかりと思っていることは研究に携わらないヒトでも重要だろう。

後者は、言われてみれば確かに、と納得した。私の感覚でも、遺伝が理解できないヒトは、相同染色体が両親から受け継いだものであることを理解できていないヒトが多い。

さらに苦手なヒトは、遺伝のところでDNAの話をすると、遺伝子が対になっている、ことと、DNAが2重螺旋になっていることが、ゴッチャになってしまうようだ。このあたりの良い教え方は検討の余地がありそうだ。

そもそもこの特集を行うキッカケは、新課程で遺伝に関する履修方法や内容が大幅に変わったためである。遺伝は研究の世界でも日々新しい発見が行われている分野であり、その成果は基礎研究の世界だけでなく、すでに出生前遺伝子診断や遺伝子組み換え食物など、色々な形で応用化されている。

この事実は、一般人も新しく、正しい、そして、結構な量の知識を身につけることが求められていると言えるだろう。義務教育、そして、多くのヒトが学ぶ高校教育における遺伝教育の重要性を再確認させられる。

ダラダラと書いていたらまとめられなくなった。きちんと整理したら授業で話そう。

合間に、新しく研究室に入ってくる学生とお話したり、卒論の相談もした。

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