2014年1月31日金曜日

白体

気持ちの焦りと行動が噛み合ない一日だった。

朝一でシークエンスに出してしまおうと準備を始めるが、、、シークエンスPrimerが足りないことが判明。急遽、発注して、今日はシークエンスに出すことを諦めるハメに。

先日の中学校での授業の報告書の提出締切が本日なので、やっと書き始める。A4で4枚以上という決まりなので、すぐに終わるだろうと思っていたが、昨年も同じ内容の授業を他の中学校で行っており、どうしてもその報告書と同じ文章になってしまう。

色々と試行錯誤を繰り返した結果、午後までかかってやっと終了。

来週、手続きが必要となる書類の準備をしたり、強制拘束されたりしているうちに夕方になってしまった。さすがにこんな時間の過ごし方に嫌気がさし、先日、送られてきた千葉の標本観察とか、生態学会用のコシビロの解剖を進めて終了。

ワラジムシ類は腹面の偽気管と呼ばれる気管で呼吸を行う。生存中は白色に見えるので白体と呼ばれることもがあるが、これが2対見られる種は外来種である可能性が高い。下の写真は関東における代表的な外来種ワラジムシ (Porcellio scaber) の白体。

2014年1月30日木曜日

Pseudophiloscia

提出書類が色々と溜まっているが、とりあえず放置。PCR産物の精製をして、明日シークエンスに出せるように準備。

今年度最後の本読みゼミ。過去5回の大絶滅の原因とか。

午後からは、大学院生のDNA抽出とPCR実験の観察をしたり、自分のサンプルをPCRにかけたり。その合間に、神戸と沖縄からワラジムシ類が届く。

沖縄から送られてきた標本の一つ。Pseudophiloscia okinawaensisとしておく。落葉ではなく、土の中に生息する種は、このように白色の種類が多い。これは土の中で採集された個体ではないが、、、。


サソリモドキの核DNAの候補が一つ浮上したのが、本日の成果か。

合間に、9月に行う予定での中学生向け授業についての会議で1時間ほど拘束。これはどうなることか、、、という感じ。で、来週火曜日が書類作成の締切になった。

2014年1月28日火曜日

混乱状況

間に大学院生の実験観察や4年生とGISについて話した以外は、コシビロ解剖に没頭。しかし、封入液が無くなるという最悪の状況に、、、。

急遽作成したが、すぐには使えないので、放置されていたプレパラート標本の種同定を進める。

しかし、、、大量に放置していたため、異なる液浸標本から作成したプレパラート標本に同じ番号を付ってしまうという混乱状況になっており、その整理にかなりの時間を要した。

2014年1月27日月曜日

たかた

卒論発表会が終わり、少しは自分のことで時間を使えそう。とりあえず、ヒノキ林の甲虫を専門家に送る。

あとは生態学会に向けて、コシビロの解剖を進めたりして終了。久しぶりに研究らしいことをした。

今年の卒論発表会の題目は、

1.巣箱設置による福岡教育大学内の鳥類の縄張りに関する研究
2.生息環境の形が大型土壌動物の群集構造に及ぼす影響
3.生息環境の形が中型土壌動物の群集構造に及ぼす影響
4.モンシロチョウの生活史特性の解明
5.GISを用いたワラジムシ類の生息要因の解明
6.相対成長に注目したコクワガタの多型について

でした。

非土壌動物グループは、鳥、チョウ、クワガタを扱った。どのようにまとめるか不安だったが、皆、よく勉強し、また、データも豊富で解析結果も良好だったので、良くまとまっていて分かりやすい発表だった。

土壌動物グループのうち2名は、草地の操作実験。大型と中型で全く逆の傾向が出て、後発表者がそれをまとめて考察するという流れは本当に良かった。卒論テーマ選びで、地味で作業の面倒くさそうな土壌動物は敬遠されてしまうが、やはり、研究の盛り上がりは大きいかな。

GISは、完全に新しい試み。研究内容は良かったが、せっかく現地調査に行ったのに、その写真を使わないのはもったいな〜、と思った。

発表終了後は、恒例の(昨年は体調不良で休んでしまった)懇親会へ。緊張から開放〜


そして、2次会へ。


落葉の時計をもらってしまった。


卒論発表会は4年生の晴れ舞台なのだが、「多型」を「たかた」と読み上げ、ある意味一番目立ってしまった娘。下を向いて何を書いているの気になっていたが、ふなっし〜を描いていたのだとか。

2014年1月26日日曜日

卒論発表会

卒論発表会が無事に終了。

今年は結論がハッキリしている研究が多かったので、発表はまとめやすかった気がした。

恒例の記念写真はこちらから

2014年1月24日金曜日

瞳孔

顕微鏡を扱う仕事なので目は大事にしなければ、ということで目の検診へ。

学生の頃は、朝から日付が変わるまで顕微鏡を見ていても何ともなかったのに、最近は1、2時間観察を続けると、飛蚊症の症状がヒドくなる気がして、少し心配していた。

眼底検査もしてもらったが、とくに異常はなし。飛蚊症は生理的ものでしょうと。

眼底検査をしたので、瞳孔を開く目薬をうたれた。ナカナカ開かず、2種類の目薬を何度も使用した。瞳孔が開きっぱなしので、外に出るととてもまぶしい。



午後は、ずっと手先の物にピントが合わなかった。3年生にDNA抽出を教えるが、ピペットの先が良く分からないので、言葉だけの説明になった。

あとは、ヒノキ林の標本整理。瓶の中に入っているのが、アリなのか、甲虫なのか、分からず無駄に時間がかかった。

2014年1月23日木曜日

リコール

生態学会で必要になるであろうコシビロのPCR実験を開始。

その後、日曜日に迫った卒論発表会の練習を聞く。

終了後、PCR産物を泳動にかけるがイマイチ。しかし、実験途中にマイクロピペットが壊れ、PCRが上手くいかなかったのか、泳動を失敗したのか、良く分からない。増えやすい領域なので、泳動がおかしかったのかな?

そうこうしているうちに、会議が始まってしまったので、本日は出席を諦めて、ヒノキ林の標本整理をして終了。

今年購入した新しい研究機器がリコールの対象ということで、業者の方に引き渡す。本格的な実験が始まる前で良かった。

2014年1月22日水曜日

マレーシア

学会関連業務とメールの整理を終え、新しい卒論で、ダンゴムシ標本の整理の仕方とDNA抽出を教える。初めてDNA解析をするグループなので、早いとこPCR条件を決めてしまいたい。

あとは、学生と統計の勉強をして、生態学会のことを思い憂鬱になって終了。

先輩に頂いた(借りた)マレーシア産のサソリモドキ。種名は不明。

2014年1月21日火曜日

ゴールデンコンビ

雪がちらつく1日。

メールの処理をしてから、中学生向け授業の準備をして出発。駐車場に行ったら隣りが研究室の学生の車で、さらに、偶然、その学生と鉢合わせになり、、、気まずい雰囲気になる。

1時間ほどかけて移動して、午後から中学3年生向け授業×3。

中型土壌動物のプレパラート観察とシロアリの行動・腸内微生物観察。シロアリの行動観察は寒さのせいか上手くいかない(+時間が足りない)ので、動画のみになった。


カニムシはウケるだろうと思っていたが、あるクラスではトビムシの目が可愛い、と予想外の反応。


コムカデに興味をもってくれる生徒がいたりと、色々と予想外の反応があった。あと、土壌動物の個体数を推定させる問題を出したら「深さは?」と鋭い質問があったり、「1億匹の細菌がいたら、落葉はどれぐらいで分解されるのか」とか私も勉強になることが多い1日だった。

中学生に「女性」というと、微妙な反応になることも分かった。「女子」というのかな?

若干声がかすれながら大学に戻る途中で、本日最初の食事。王将のゴールデンコンビ。


大学に戻ったら、時間割に関係する結構面倒な仕事がきており、その処理を進めて終了。

2014年1月20日月曜日

コシビロ論文

センター試験で、引率に来ていた卒業生と会った。

ニュースでやってたけど、1分早く終えてしまったので再試験となった会場があるのだとか。たかが1分で問題は解けないだろう、とか思ってしまうが、受験生はかなり綿密に時間配分していて、最後の1分でここのマークしようとか色々な戦略があるので、しょうがないのかな。

今週末に迫った卒論発表会の練習でほぼ一日が潰れた。

その後、明日の中学生向け授業の準備。土壌動物の話なので、気は楽なのだが、すでに授業でやった、とのことなので、どのレベルで話すか悩む。

でも、動物の観察が中心だろうな、ということで標本の準備。

アザミウマ。


ハエの幼虫。


これもハエの幼虫。


どの年代にも人気のカニムシ。


マニアックにコムカデ。ムカデの子ではない。


コシビロ論文が無事に受理された。関東に分布するトウキョウコシビロダンゴムシとセグロコシビロダンゴムシの種の定義について議論した。やっと、これで日本のコシビロの種分類の研究が始まる、、、。

Redefinitions of Spherillo obscurus (Budde-Lund, 1885) and S. dorsalis (Iwamoto, 1943) (Crustacea: Oniscidea: Armadillidae), with DNA markers for identification
Karasawa, Kanazawa and Kubota (in press) Edaphologia

2014年1月18日土曜日

疲れた

センター試験1日目終了。1日中、お手伝い。疲れた。

明日は、午前中のみ手伝い。

2014年1月17日金曜日

ダンゴムシの本

卒論原稿読みの無限ループにハマった。ただ、どうにか収束に向かいつつある。

あとは、時間割の会議に1時間ほど拘束され、放置されていた学会の仕事を終えた。

さらに、minorで返ってきていたコシビロ論文を回答する。これで受理されるかな、、、。

ワラジムシ分類の日本のトップから、下記の本を教えてもらった。


ダンゴムシの本 まるまる一冊だんごむしガイド~探し方、飼い方、生態まで

初めてみる和名がいくつかあるけど、君が関わったのか、と。分類についても???というのがあるが、論文になっていないので、修正することもできない。

マサヒトワラジムシの項に、トウヨウワラジムシ科は・・・分解してパーツを取り出して・・・とあるが、これは全ての種類で必要である。ちなみに、現在、トウヨウワラジムシ科という和名は研究者の中では使えないことになっている。

写真は綺麗で、私も(上記のトップも)見たことが無い種が掲載されており、また、飼育方法についてもとても参考になるなど、良い本であることは間違いないが、著者自身が「あくまでも趣味でダンゴムシを楽しむという観点を重視している」と記述しているように、(少なくとも)種分類についてはいくつかの疑問があるので、これだけを参考にして学術論文は書かないように注意して欲しい。

明日は、センター試験手伝いで一日中拘束。

2014年1月16日木曜日

銀の匙

ゼミで本読みと会議で30分ほど拘束された以外は、基本的に卒論の原稿読みで終わった。

先日の連休で飛行機に乗らなければならなかったので、遊び道具を探した結果、見つけた漫画、銀の匙。ナカナカ面白い。


親元を離れたくて、都会の進学中学校から農業高校に進学した学生が主人公。周りは農家の子どもばかりで、色々なギャップを経験していく。

基本はドタバタ・青春コメディーだけど、時折、農業に関するマメ知識や農家・思春期の葛藤が挿入される。ニワトリの卵がウンチと同じ穴から出ることを知って、しばらく卵が食べられなくなったりとか、、、。

当然、家畜の生死の扱いも出てくるが、あまり深くならず、食べるために殺す、殺す以上は食べ尽くす、という根本概念であっさりと笑いにするあたりは素晴らしいと思った。オススメです。

購入した当初からタイトルの銀の匙がとても気になっていた。銀の匙といえば、名門灘高で中 勘助の銀の匙という小説を使った国語の授業が有名だけど、その銀の匙とは異なる。以下、ネタバレです。

漫画の中では、食堂の入口に銀色したスプーンが飾られている。ナカナカ、意味は教えてくれないのだが、8巻でトウトウその意味が明かされた。

web辞書によると銀の匙の英語Silver Spoonには上流階級とか裕福なと言う意味があるように、海外では、銀の匙は食に困らないという象徴となっているのだとか。

で、不景気でも農家は食いぱぐれない、という意味で、タイトルに銀の匙を付けたみたい。子どもが生まれたら銀の匙を贈ると一生食べるのに困らない、という風習もあるということなので、最終回は主人に赤ちゃんが生まれて、銀の匙を持たせるシーンで終わると予想。

2014年1月15日水曜日

名古屋議定書

連休の最大の目的は、日本分類学会連合の総会とその後のシンポジウムに参加することだった。

シンポジウムでは、生物多様性条約、とくに、2010年に名古屋で採択された名古屋議定書が分類学に及ぼす影響について、生物の研究者と法律の専門家の発表があった。

内容をかなり噛み砕いて書くと、生物多様性条約には、生物遺伝子資源から得られる利益を公平に分配しよう、という重要な概念がある。

例えば、先進国の研究者が、熱帯で採取した微生物から新しい薬を作り、お金もうした場合、その微生物の生息地である国にも儲けを分配しましょう、というもの。

この考えは1993年の生物多様性条約が締結された時点からあったのだが、名古屋議定書では、利用国(上記の先進国の立場)はこれらをきちんと守っているか監視するシステムを構築する、ことが求められた。

で、利益には学術的利益も含まれるため、分類学者達は、海外から標本を入手すると面倒なことになるのでは、と不安になった。ということで、一度、専門家の人達の考えを聞きましょうとなった、、、のだろう。

私なりの理解だけど、(私もそうだけど)分類の研究者は多少誤解をして、無駄に不安がっていたみたい。

核心だけ言えば、名古屋議定書が求めているのは、提供国(大半は熱帯付近の途上国)は、利用国側がどのようにすれば良いのか明確な法律を作り(作らなくても良い?)、利用国はそれをきちんと守っているのか監視をする、ことらしい。つまり、採集地の国の法律をきちんと守れ、と。

これは今でも当たり前である。ただ、提供国側が厳しい法律を作ると研究が滞る可能性があるので、そうならないように、日本から積極的に働きかけることも大事だと述べていた。

とくに、名古屋議定書第8条には、上記の法律を制定する際には、生物多様性研究の促進や非商業的目的の場合を考慮するように書かれているので、これを引用し、生物多様性研究が滞らないような法律を策定するように働きかけることの重要性を説いていた。

とても勉強になった。有名人も沢山観られた。

会場は、上野公園にある国立科学博物館。恐竜展の真最中で特別展の入口はスゴい混んでいたけど、


会議とシンポは、展示しているところの隣りの棟?で行われ、閑散とした職員口から入場した。


大学院生に初めてのPCRと電気泳動を教える。成功率はボチボチ。あとは、卒論関係の原稿読みで終了。こちらはかなりマズい状況。

2014年1月14日火曜日

都の西北

正月は元旦以外、休んでいなかったので、その代わりに連休+有給で東京に。といってもトある会議に参加するのが最大の目的だったのだが。

日曜日、現在の国立競技場で行われる最後のラクビー大学生選手権を国立競技場で観た。

自分が学生の時は何度か観に行ったが、生で観戦するのは10年ぶりぐらい。史上初の5連覇を狙う帝京に名門早稲田が挑戦する。個々の能力は明らかに帝京の方が上で、一人でドンドン前に進むが、どうにか早稲田が食い止める、という流れ。

後半が始まると一気に帝京ペースになり、もうダメか、と思ったが、残り15分の早稲田の逆襲はスゴかった。ノーサイドの笛がなり、(早稲田応援席にいたので)ため息が漏れたが、すぐに大きな拍手が鳴ったのは、最後の早稲田の反撃に観客は感動したからだと思う。ホントに良い試合だった。

試合開始1時間以上前の国立競技場。あたり前だけど寒い。


聖火台。これは新しい国立になっても残るとか、、、。


試合前の校歌(都の西北)斉唱で、皆で腕振りをしている姿を観て、早稲田OBが羨ましいと思った。結構、細かな決まりがあるらしいこれは明治だけど、こんな感じ。

夕方に大学に来たら嬉しいメールも、嬉しくないメールも色々とあることが発覚。とりあえず放置して、卒論の相談だけをして終了。

2014年1月8日水曜日

物品

卒論の原稿読みと相談、その合間に学生と一緒に統計の勉強を少しして終わった。

この状況にさらに追い打ちをかけるように、昨年購入した物品が本当に購入されたのか確認するために写真を送れと、、、

学生実習用の実体顕微鏡が購入できたのは大きかった。


照明装置は高いけど、セガワ・サイエンス・コミュニケーションのがやはり良いかと。研究用は2灯を使っているが、実習用は1灯しか購入できなかった。

2014年1月7日火曜日

気長に

来週に迫った卒論提出に向けて、原稿×3の修正で終わった。

これまで原稿の確認を一度もしていないという怠業のおかげで、初稿は気合いを入れて望まないと、私自身の頭が混乱して収拾が付かなくなる。

とは言え、私も学生時代は同じような状況だったわけで。卒論が完成する頃には、論理的な文章が書けるようになってくれれば良いな、と思い気長に闘う対応する。

私の場合は、恐らく、ver.10ぐらいまで修正してもらった、、、しかも、当時は打ち出し原稿を手書きで修正していたので、先生は本当に大変だったと思う。

PCで修正できるだけでも楽になったのだろう。


大学院生の授業で、MongoloniscusのDNA抽出を始めたことが、本日唯一の研究ポイ作業かな。

2014年1月6日月曜日

業務

コシビロ論文を投稿、放置されていた学会関連業務1を終え、時間割業務をどうにか片付ける。

これで1日が終了。

合間に、ワラジムシ類の腹肢について、少し整理した。普通の人はコレを見ても意味が分からないハズなので、もう少し分かりやすく修正していきたい。

明日は、業務1以上に放置されている学会業務2を片付けて、研究に時間を割きたいが、、、。

2014年1月4日土曜日

10ヶ条

あっと言う間に正月休みが終わった。

予定していたことは、ほぼ何も出来ていない。予定通りできたのは、コシビロの再投稿の準備ぐらいか。

生態学会で使いたいコシビロをPCRにかけ、終了後に電気泳動。mtDNAはほぼ全てでシングルバンドが確認できた。核DNAは、8割ぐらいが増え、そのうちいくつかはバンドが複数確認された。

今回実験したのは、タテジマコシビロダンゴムシ疑問種と呼んでいる仲間で、以前の実験では、シングルバンドが確認できても波形が汚いことが多かったので、まだまだ安心はできない。

アニーリング温度を下げて実験をしたサソリモドキの核DNAも電気泳動にかけるが、こちらは全滅。このプライマーはダメということだろう。

実験の待ち時間の間に、正月休みに決着を付けたかった業務の一つ、発送用標本の整理を行う。ヒノキ林調査で採取した標本の幾つかを専門家に種同定して頂けることになったので、発送の準備をしなければならないのだが、サンプルの確認作業が結構面倒で予想以上に時間がかかる。2期分を整理したところで封入用の袋が無くなったので終了。


昨夜、学生×2と一緒に、ハンターハンター劇場版を観に行った。大きな劇場に約10名という豪勢な鑑賞会だった。ハンター10ヶ条をもらった。

2014年1月3日金曜日

腹肢

ダンゴムシプロジェクトのデータにしようと、近くの公園でダンゴムシ探しをするが、深く潜ってしまっているようで簡単には見つけられない。素手で土を掘っていられず早々に退散。


昼から大学に来て、色々と片付けよう、と思ったが、昨日、中途半端なところで終わったワラジムシ類の形態の勉強で終わった。機能としても、種の表徴としても重要な腹肢。

腹肢は、水生の等脚類では遊泳に使用されるので、そのようなグルーブでは普通、体から離れて存在しており、その面を示すのに「前方」と「後方」が用いられることがある。しかし、陸生種では、基本的に腹節にくっついているので(融合しているのではない)、「前方」を「腹側」、「後方」を「背側」と呼ぶ。


腹肢は内肢と外肢があり、さらに、それが5枚ある。陸生種では、第1内肢が交尾補助器として進化しており、その背側に精子溝と呼ばれる構造があり、生殖突起から、この溝に精子を移動した後、雌の生殖口へ挿入することになる。


ただし、この構造は系統によって少しずつ異なり、とくに、フナムシやハマダンゴムシでは大きく異なる。

祖先系統のグループをほとんど観察したことがないので、ナカナカ理解に苦しむ。もう少し整理が必要か。

2014年1月2日木曜日

こんなもん

ちらほら人は来ているみたいだ。

Burmoniscus解剖の続きをした後、道具が放置されている研究室を少しだけ整理。その後、卒論×1を修正・回答して終了。

初日は、こんなもんか。