2013年9月30日月曜日

気楽

タイプ標本の写真の整理をしてたら、書類書きに2時間ほど拘束された。

その後、先日の室戸岬の標本を1地点分瓶別けして、午後の中学生向け実験講座の準備。

先週実践したばかりなので、準備もかなり気楽。

で、講座開始。中学生2年生を対象に2時間でブロッコリーからのDNA抽出実験とホタルの発光実験を行った。


片付けを済ませた後、タイプ標本のお絵描き。これでお絵描きは終了か。

ぼちぼち始まる授業について、分担の先生からメールが。今年は新ネタを導入したいが準備する気力があるか、、、。

2013年9月29日日曜日

トウキョウ

明日の中学生実験講座の準備。準備といっても、先週行った2回の実験の一部を取り出して再編成するだけなので、30分ほどで終了。

その後は、トウキョウコシビロダンゴムシのタイプ標本のお絵描き。

トウキョウは、Martensさんという方が横浜で採集した標本に基づき、Budde-LundさんがArmadillo obscurusとして記載した。ちなみに、記載されたのは1885年。

このときに使われた標本は複数あることが判明しており、それらは少なくともヨーロッパの2つの博物館に保管されていることも分かっている。

で、そのうちの1つの博物館に貸出をお願いしたところ、結構、あっさりと貸してくれた。


瓶から取り出してみると、こんな感じ。解剖されているのは知っていたので、それほど驚かない。地道にパーツを探していくと、、、。


頭が2つあった。2個体含まれているのか。


この事実に、多少はビビったものの、そもそも複数標本に基づき記載されていることは分かっていたので、冷静さを取り戻す。

予想よりはパーツが残っており、種同定は十分にできそう。


重要パーツのお絵描き。東京大産と横国大産、どちらがトウキョウか分かったぞ!

2013年9月27日金曜日

世界で初めて

コシビロの脚の形態変異のお絵描きを少しして、昨日作製したデモ用ゲル板を観察する。より鮮明になっていた。蒸留水に付けておく時間を長くすると、脱色効果が強まるみたい。

その後、学生に手伝ってもらって実験の準備をして、午後から中学生向け実験講座開始。

今日は、先日、PCRをしておいたサソリモドキとダンゴムシのCOIと28Sの電気泳動に挑戦。恐らく、失敗するだろうと思いデモ用の準備をしておいたのだが、全班ともに3/4で綺麗なシングルバンドが見られた。

ゲル板にDNAを注入しているところ。大学生でも初めてのときは失敗することがあるのだが、、、みんな丁寧な作業をしてくれました。


話すのを忘れたが、サソリモドキのDNAを調べた世界で初めての中学生だと思う。そもそも研究者を含めても世界で数名だろうけど。ダンゴムシDNAは、世界で2番目の中学生かな???

次いで、ホタルの発光実験。最後の結論のスライドが間違っていることが判明し、グダグダになって終了。難しいことばかりで内容の理解はできなかったと思うけど、3実験とも何とか良い結果が出てくれたので、作業をした感覚は残ったのかな。来週の月曜日は、別の中学の2年生を対象に実験講座、、、。

講座修了後にお絵描き。脚の形態変異はこんなもんかな。本文も少し書き始める。


人が減る日曜日にタイプ標本を扱って、お絵描きは終了にしたい。

2013年9月26日木曜日

ビュアーブルー

横浜某所のコシビロのお絵描きを終え、変異形質の扱いを検討する。

脚の毛の変異はお絵描きをするしかなさそう。腹肢の形態については、形態測定学の手法に挑戦してみようかと思い、10個体ほど解剖を行う。

時間割について先生とお話した後、明日、中学生が電気泳動を行うのだが、恐らく失敗するので、成功版の作り置きを行う。


DNAのバンド確認にはビュアーブルーを使っている。ゲル板は蒸留水で保存できると書いてあるが、どうなのだろうか?ダメなら、明日、もう一度泳動すれば良いのだが。


以前は、Mupid blueを使用していたのだが、販売中止になってしまったので、最近、ビュアーブルーに変更した。

多分、エチブロなどと比べたら感度は悪いのだろうけど、バンド確認は一応できます。濃度とかをきちんと検討したことはないが。

2013年9月25日水曜日

抽出

沖縄島2地点の瓶別けとお絵描きを少しして、午後からの中学生向け実験の準備。

で、午後から実験開始。

ブロッコリーからのDNA抽出とダンゴムシとサソリモドキのPCRの準備まで。DNA抽出は8月に中学生の先生向けにやった実験をそのまま中学生にやったけど、みんな上手く抽出できてた。

PCRは当初から難しいだろうなと思っていたが、やはり難しそうだった。ヤシガニとかサソリモドキ見せて、楽しかった思い出に、、、。

金曜日に続きを行い、PCR産物の電気泳動とホタルの発光実験をやる予定。

みんな真面目に取組んでくれました。これから教育実習に行く大学生と、来年には教育現場で働くはずの大学生に手伝ってもらったが、さすが、普通に中学生と接してた。

2013年9月24日火曜日

セグロはセグロ

沖永良部島の最後1地点の瓶別けと沖縄島の1地点の瓶別け。提出するのを忘れていた期限切れの書類をお願いして提出。

その後は、お絵描き、やっと、東京大産と横国大産のお絵描きが終了。絵を見比べるといくつかの形質で違いがあるだが、それらの形質を複数の標本で見直すと、種内で変異が大きいことが分かった。どうやら、これがコシビロの分類が混乱した原因のようだ。

横浜某所で採集された、現時点でセグロコシビロダンゴムシと呼ばれる標本も一部のみお絵描きをすることになった。


東京大産や


横国大産とは、毛の数で明瞭に区別できるのだが、、、


そもそもゼグロはセグロではないのかな、、、というちょっと分かり難い内容になる。

2013年9月23日月曜日

前哨戦

中学生実験のレジュメ見直しとスライド作成。どうにか終了と思ったら、、、学生からのメールで、講座は明日ではなく明後日であることが判明。あやうく明日、無駄な準備をするとこだった。

午後からはお絵描き。明日で2種目が終わるか。ただ、色々と気になることが出てきた。今週中に終えたい。

昨日は、だらだらテレビを観てしまった。キズナオルフェーブルは凱旋門賞と同じ会場で前哨戦を勝ったのか。トウトウ日本調教馬初の凱旋門賞馬が生まれるか?

半沢直樹のおかげで完全に葬り去られた感があるけど、NHKスペシャルはナカナカ面白かった。理論物理学者は、全ての現象を数式で表現しよう、と考えているそうで、それを神の数式と読んでいるのだとか。

土曜日日曜日の2夜連続で、土曜日が素粒子の話で、日曜日はブラックホールの話しだった。

数式の意味は全く分からなかったけど、天才が出現して研究が進んでは止まって、また、天才が出現して進んでは止まって、と科学の世界の神髄を感じました。

南部博士朝永博士のスゴさも少し理解できた。

数学ができる人はカッコ良いな。あと、行ってQの出川はスゴい。

2013年9月21日土曜日

来年は

中学校実験の準備で終わった。プリントはとりあえず版が完成。あとは、見直し修正とスライドを作れば、どうにか、、、。

電気泳動とか、1年生に出来るのかな。で、一応、あまり貴重ではない標本を使おうと予備実験してみたけど増えが悪い。サンプルは検討の余地ありだな。


ホタルの発光実験も強引に入れてみる。


ほぼ化学実験になってしまった。来年は行動にしよ、と反省。

2013年9月20日金曜日

ダンゴムシとサソリモドキ

来週の中学生向け実験の準備で終わった。どうにか1地点のみ沖永良部島の瓶別けをしたけど。

お米の実験を予定していたけど、どうも上手くいかない。ポジティブコントロールも見づらいので諦めることに、、、。遺伝子は扱わないといけないので、急遽、ダンゴムシとサソリモドキでやる方向で準備を進める。目的をどのように説明したら良いものか、、、。

またまた購入してしまったサソリモドキ、、、今度はタイ産。種名はこれから調べる。

2013年9月19日木曜日

shibai

沖永良部島の2地点の瓶別け。Burmonicus shibaiのタイプローカリティーも処理。無事にBurmoniscusの雄が採れていた。実体顕微鏡レベルだけど、狙っていた種が採れていそうなので、とりあえず安心。


一緒に見つかったコシビロ。撹乱を受けた環境で見つかるコシビロの代表的な1種。


タテジマ疑問種。上種と同じく撹乱環境で見つかるが、個体数密度が非常に高い。圧倒的に雌が多い。


午後から、来週の準備を進める。米を砕いたり、薬品と混ぜたり。やっと電気泳動までたどり着いたが、見事に失敗。

こっちはかなりマズい状況。明日は、これに付きっきりだな。

今日は、お絵描き放置。準備の合間に、原稿を共同研究者に返却と学生を実験についてのお話を少しして終了。

2013年9月18日水曜日

外国産

朝一で沖永良部島の1地点を瓶別けしてから、室戸岬の標本を一時保管するためにアルコールに移す。面白い個体を見つけたので、後日、紹介したい。

そうこうしているうちに、郵便が届いた。初めて見る外国産サソリモドキ。研究でどうしても外国の標本を調べる必要があり、業者から購入してしまった。結構、高かった(自腹、、、)。一応、種名も付いているが、心配なので、自分で種同定するために必要文献を探して、取り寄せのお願い。


昼食のついでに、お米を購入しに出掛ける。これは来週の中学生向けの実験で使用する。手続きを忘れており、こちらも自腹、、、おかげで余ったら自由に食べられるな。


午後からは、お絵描き。

やろうやろうと思いつつ、放置していた業務についてメールが届いた。科研書類の準備もしないとな、、、学会お仕事も完全放棄中だし。

溜まっている業務を考えていたら、やや自暴自棄になったので終了。

2013年9月17日火曜日

四国

最近はじっくりと考える余裕がないので、思いついたら行動。

ということで、連休は、高知県室戸岬へ行くことにした。高速に乗って、瀬戸大橋を渡って行けば良いんだろう、ぐらいに思い、出発直前に携帯で調べたら愛媛まで5時間以上かかることが判明。疲れそうだな、、、。

他に方法はないものかと調べていたら、山口県の柳井から松山へのフェリーが出ていることが判明。フェリーが2時間30分かかるので、時間はあまり変わらないが、フェリーに乗っている間は運転しなくて良いので多少は楽かな、と思い、フェリーを使って四国へ。車ごとフェリーに飲み込まれる。


松山に付いたのが夕方だったので、あっさりと諦めて宿泊。台風が来ていることを知ったのが出発直前だったが、徳島と香川は結構、影響が出てたみたいだけど、走行行程は台風一過で、暑いぐらいだった。

翌日は四国を縦断して室戸岬へ。往復するのに約8時間。


もちろん観光ではなく、ワラジムシ類調査が目的で、今回の狙いはムロトモリワラジムシ(Burmoniscus murotoensis)。

名前から想像できるように、室戸岬から採集された標本を基に記載された種、、、と思い、沖縄にいた頃に、室戸岬の先端で採集をしたのだが、実は、少し違う所で採集されていたことが分かった。

コシビロに全力投球しないといけない状況なのだが、Burmoniscusは学生が研究しているので、こちらも進めないといけないわけで、、、。

ほとんど観光はできなかったけど(私費で行ってます)、高知市内でカツオを藁で焼いてタタキを作るところを鑑賞(食べてはいない)。


松山では道後温泉に宿泊。どうしても見てみたかった、ミシュラン2つ星、近代化産業遺産の道後温泉本館も見られた。お風呂に入ることもできる(入ってないけど)。千と千尋の風呂屋のイメージかも、とか言われているみたい。


これは見る価値あり。坂の上の雲とか、ぼっちゃんとか、松山は色々と楽しめそうだったけど。宿泊だけして帰ってきた。

今日は、先日の沖縄サンプルを3地点終え、お絵描きをして終了。来週の中学生実験をいい加減準備しないとマズい。

2013年9月14日土曜日

後頭部神経痛

手足のかゆみと歯茎の痛みとともに併発していた変な頭痛(偏頭痛ではない)。

何が変かというと、外傷のように頭皮が痛い感じで、触ると痛みが増すのだが、これといって傷はない。

今回が初めてではなく、過去に何度か経験があり、数日で治まる。それほど痛くはないが、朝方酷くなる傾向があって、痛みで起きることもある。

ということで、朝一で、脳外科へ。症状を話すと、あっさりと、「残念ながらどうしようもないんですよねコレ。後頭部神経痛でしょう」と。

手足の動きの検査したり、CTで脳みそを輪切りにしたけど異常はなく、神経痛で間違いないだろう、と。

良くある症状のようで、原因も良く分からず、これといって治療法もないらしい。お絵描きが原因じゃないかと思い、「最近、PC業務が増えているんですよ」と話したら、ややカブリ気味に「肩こりはあまり関係ないんですよね、、、」と。

で、痛みとしてはかなり軽症なので、酷くなったら色々と薬を試すことも考えるけど(高い上に、だるくなるのだとか)、数日で良くなるなら「我慢して下さい」と。

ネットで検索すると、ストレスや天気が原因とか、色々と書かれているが、お医者さん曰く、人それぞれなので、何か新しいことが分かったら教えて、と。そんな感じで、大病ではないので、気にせずに生活すれば良いみたい。

午後から原稿を読んで、共同研究者に送って終了。

2013年9月13日金曜日

ペースダウン

修論の手伝いでダンゴムシ採り。これは軌道に乗った感があり、しばらくはルーチン作業、となったかな。

昼から少しだけお絵描きして、新しい研究機器の説明を3時間ほど受ける。ナカナカ面白そうなのだが、すぐには手を出せそうにない状況、、、。

その後、少しお絵描きして、共同研究者から戻ってきた原稿読みをちょっとだけして終了。

色々とペースダウンな一日。復活できるかな、、、。

2013年9月12日木曜日

お話

2つの中学校でお話。透明標本のウケが思ったより良かった。これを軸に何か講義ができると良いのだけど、、、。一緒にお話したのが地震・防災の先生だったが、東日本大震災を絡めて、スゴい迫力だった。

本番は、先月中学校の先生に向けに行ったDNAの実験小学生向けに行ったホタルの実験を組み合わせて、どうにか進めたいが、まとめをどうしたら良いのだろうか。

大学に戻ってきて、お絵描きを進める。大きなパーツが終了。先日、描いた横国大産。


で、今日、描き終わった東京大産がこれ。違いが分かりづらいが別種。

2013年9月11日水曜日

ゴチャゴチャ

4地点分のワラジムシ類の瓶別けをしてから、明日の中学生向けおしゃべりの準備。本番は月末で、明日は30分程度、生物学について話をするだけなので、それほど苦労しない、、、ハズが、半日以上を費やすことになった。

結局、動画を多用して、興味を惹き付けはするが中身が特にない、感じになった。透明標本も発動しつつ、無理矢理、先日の離島調査の話も入れる。結果、話はゴチャゴチャに。



終了後、放置していた原稿の修正。共同研究者に返信したところで終了。

沖縄から復活後、腕と足のかゆみに苦しめられたが、それが収束するにつれて歯茎が痛くなりだした。1週間マウスピースを付けずに寝たからかな?

いつもの歯医者に連絡するが、今週は予約無理です、、、と。重傷じゃないと良いけど。

2013年9月10日火曜日

ヒメナガメ

朝一でワラジムシ類瓶別けを2地点分こなした後、修論の手伝いでワラジムシ類採集をして午前中が終了。

午後は、コシビロお絵描き。マウスを操作する右手以外はずっと同じ格好をしているせいか、徐々に首から肩にかけて痛くなってくる。休憩がてら、サソリモドキの核プライマーを検討したり、構内をウロウロしたりする。

先日植えたキャベツを見に行くが、あまり生育状態が良くない。

狙いのチョウはいないのに、カメムシは多いな、、、


このカメムシ、図鑑で調べてたところ、ヒメナガメ、というらしい。アブラナ科の汁を吸うのか、、、数が多いとしおれる、これが原因か?

2013年9月9日月曜日

復活

離島よりも那覇の方がネット状況が悪かった。

那覇には6日の夜に到着して、7日はオカダンとサソリモドキを調査。

オカダンは、長いこと奄美大島が南限を考えられてきたが、ここ数年で沖縄島の2地点からも報告された。

沖縄では、本州でオカダンが生息する環境にコシビロが生息しているので、コシビロと勘違いしてオカダンに気づかなった可能性もあり、オカダンが昔から生息していたのか、それとも近年住み着いたのかについては不明な点が多いが、2地点とも港の近くの埋立地であることを考えると、持ち込まれた可能性が高いかな。

2本の報文では、詳しい場所が分からないのだが、ウロウロと探していたら、2地点ともオカダンを発見。


九州や本州で見るオカダンよりも小さいが、沖縄島の特徴なのか、時期の影響なのかは不明。

同じ外来種のホソワラジムシとクマワラジムシの他にもワラジムシ類がいたが詳しいことは良く分からず。それにしてもサツマゴキブリが多い環境だった。


サソリモドキも無事に採集して、沖縄島では4地点で採集して終わり。

8日は、恩師と旧友と会って、福岡に復活。恩師とサソリモドキについて話をしたら、トある離島についての情報をもらった。とても重要な地域なので、これはどうしても調べる必要がある、、、ということで、冬に行くはずだった香港を諦めて、沖縄に行くことにした。

今日は、GPSデータ整理、サソリモドキとワラジムシ類を2地点分瓶別け、メール書きをして、1時間ほど会議をした後、コシビロのお絵描き。お絵描きはやっと1種が終了。困った状況に落ち入っているサソリモドキの核プライマーについて悩んだ後、コシビロのもう1種のお絵描き準備をして今日は終わり。

木曜日に中学生向けに30分ほどおしゃべりをするが、未だに全く手つかず。今月はこれに悩まされそう。

2013年9月7日土曜日

沖永良部島2日目

ササラダニ用の試料を2地点で採集。うち1地点では、ワラジムシ類も採集して、沖永良部島を出発。

正午に乗船し7時間船に揺られて、那覇港に到着。

明日は、サソリモドキと外来性ワラジムシ類を中心に調査の予定。

2013年9月5日木曜日

沖永良部島1日目

とうとう徳之島から出る。


2等室はこんな感じ。沖永良部島とその次に止まる与論島で降りる人と、沖縄島(本部町と那覇)で降りる人は別室に通される。徳之島→沖永良部島は約2時間。


海がかなり綺麗。ゴミが少ないのかな?


あまり調べずに来たが、沖永良部島はサンゴ礁が隆起してできた石灰岩の島なのだとか。宮古島が同じだけど、このような島は高い山がないので、全景を見ると平たい。


で、これまた宮古島と同じでハブがいない。あと、山がないので、森林らしい森林がなく、当然、森林性種は期待できない。

下船してすぐに空港に向かい外来種を探していると、オカダンを発見。その後、今回の最大の目的地に向かい調査。オカダン、ホソワラジ、タテジマ、コシビロの一種、トウヨウの一種、そして、めあてのBurmoniscusが共存していた。この組合わせはあり得る組み合わせなのだが、色々と考えさせられる。

沖永良部島1日目は、6地点で調査。サソリモドキは見つけられず。明日は、午前中調査をして昼に那覇行きの船に乗る。沖永良部島→那覇は約6時間、、、。

2013年9月4日水曜日

徳之島4日目

昼食を食べるついでに、市街地周辺で少しだけ外来種を探した以外はホテルに引きこもりの一日。

港で外来種を探すついでに、出航状況について確認。今夜、鹿児島を出る予定、とのことなので、明日、沖永良部島に移動できそう。

ただ、明日の出航状況については決定していないらしいので(沖縄島→鹿児島の日程がずれたのか?)、沖永良部島→沖縄島の日程は不明。

2013年9月3日火曜日

徳之島3日目

船は欠航、ということで、徳之島に滞在。

朝方、雨は強かったが、昼は風がやや強いものの晴れて、島民は普通の生活を送っている。しかし、私は、すでにレンタカーは返却してしまったので、ホテルに引きこもり、本読んだり、映画観て過ごす楽しい一日になった(休暇取って来てます)。

さてさて、徳之島ではほとんど影響がなくなった台風は、現在、奄美大島の近くにあって、そのまま鹿児島に向けて北上する感じ。これが厄介。

徳之島は、普通は、フェリーで沖永良部島に行くか、飛行機で奄美大島か鹿児島に行くしか島から出る方法がない。

当初の予定では、フェリーで沖永良部島に行くハズだったのだが、このフェリーは、夜に鹿児島を出て、翌朝に奄美大島を経由して徳之島に来る。で、その経路は現在、台風の真っ只中にあり、すでに今夜の便は欠航したので明日は徳之島に船は来ない。ということで、明日も徳之島に泊まることが決定。

そして、明日の夜に鹿児島に台風が直撃しそうなので、多分、明日の夜もフェリーは出ないだろう。ということは、、、明後日も船は来ないかな。

奄美大島空港が動けば、奄美大島経由で沖永良部島や沖縄島に行けるが、お金がかなりかかる。

金曜日になると徳之島→沖永良部島を飛ぶ小さな飛行機があるらしいので、(空いてれば)これで移動する可能性が高いかな。

ということで、しばらく徳之島に滞在することになる。漫画と映画がネットで購入できるのは、助かるような、来月の引き落としが怖いような、、、完全にハマっているが。何も考えずただ好きなことをする、本当の休暇になりそう。

2013年9月2日月曜日

徳之島2日目

今日はまず、頼まれていたササラダニ用の試料を2地点で採集して発送。

ある登山道の入り口でサソリモドキの遺体を発見。食べたのは鳥かな?このような光景はあまり見ることはない。近くで、生体を捕獲。


徳之島2日目は、ササラダニのみ採集した1地点を含め6地点で採集。林内にはほとんどワラジムシ類はいない印象。コシビロはゼロだった。Burmoniscusはヤンバルのみで見つかっている種が採れてたら嬉しいけど、、、。

タテジマ疑問種は、予想通りの場所で発見。与那国から九州まで揃ったので、この種もだいたい決着か。オカダンは見つけられなかった。

台風が心配だったけど、今日一瞬、強い雨が降っただけで、基本的に晴天だった。海はとても綺麗。


道路沿いに結構立っている看板。闘牛のトレーニングに注意!


こんな徳之島は今日までで、明日、沖永良部島に移動、、、のはずが、台風17号が思ったよりも東に動いてしまったので、フェリーが出るのか分からないのだとか。

2013年9月1日日曜日

徳之島1日目

福岡の台風を心配してたら、鹿児島が荒れてた。引き返すかも、と条件付きで出発。終始揺れ続けたけど、どうにか鹿児島空港に到着。

落雷警報が出て、1時間ほど遅れて鹿児島空港を出発。南に行くほど天気が良くなってきて、徳之島は晴天。


到着した時は、飛行機に酔ったのか気持ち悪かったけど、島内をウロウロしてたら元気になった。1ヶ月ぶりの野外作業なのでバテたが。

アマミサソリモドキの雌。あっさり見つかったので、どこにでもいるのかな、と思ったけど、今日は1地点のみ。


オカヤドカリ。これがいると落ち葉がゴソゴソ動くので少しビビる。


コシビロは2地点で、恐らく、2種を発見。多分、予想通りの種だろう。あと2、3種いても良さそう。


初上陸の徳之島1日目は、6地点で採集。