2013年10月31日木曜日

膨大

急にバタバタした一日。

朝一で昨日のPCR産物を泳動にかける。基本的に綺麗なバンドが見えたのだが、12S領域はバンドが2本。すぐには必要ではないので、これを除いてシークエンスに出してしまおう。出せるのは土曜日かな。

ゼミで本読んで、昼休みに時間割担当として、学生にトある説明を行う。

で、その後がバタバタ。

溜まっていたメールを片付けようと思ったのだが、そのほとんどが、大学からの、来週末までに書類を提出しなさい、というもの。私一人で書けないものもあるので、急遽、先生方に集まって頂いて話し合い。こんなに膨大な書類を収集しても読み込めないだろう、と思うが。

ウダウダ悩んで終わった。

明日は、特別セミナー

2013年10月30日水曜日

だんだん

朝一で授業。さて、明日の授業の準備でもしてDNA抽出を始めるかと思いきや、授業は今日の午後であることが判明。

外で花を採取したり、プリントを作成したり、どうにか間に合った。普段、国語とか体育を勉強している学生に理科を教える授業。

その後、大学院+大学院生になる学生と統計の勉強。

夕方からDNAを抽出して、PCRをセットして終了。

重要そうなメールが沢山届いているが、その処理は明日へ。

学生から面白そうなイベントを教えてもらった。佐賀大学の美術館のオープニングイベント、だんだんまるまる園児や児童が描いたダンゴムシが、段ボールで形作られるのだとか

2013年10月29日火曜日

恩藤

明日の授業の準備。徳之島のBurmosnicusの解剖を終え、沖永良部島に入ったところでプレパラートに貼るシールが無くなったので、解剖はここで終了。

どうにか登録が済んだDNAのアクセッション番号を整理して、コシビロ論文を微修正。これは共同研究者のコメント待ち段階まで到達。

大学院生と図の作成や解剖をして、連休に決着をつける予定だったコスタリカ原稿に本格的に取りかかる。といってもポスターを原稿にするだけなので、それほど大変ではない、、、はずが、議論が浅すぎるので勉強。

ワラジムシ類の周期活動では、金字塔的な研究をしている恩藤先生の論文。日本語で書かれているが、きちんと海外でも引用されている。

オカダンゴムシ幼虫の日周期活動
恩藤 (1955) 科学, 586

1.オカダンゴムシの若虫(体長1mm)は、7〜12時頃にかけて土を登ったり、潜ったりする。

ハマダンゴムシTylos granulatus Miersの日周期活動 III.発育にともなう周期活動の変化
恩藤 (1954) Japanese Journal of Ecology, 4: 1–3

1.飼育条件下のハマダンゴムシの活動量を生活史に関連づけて調べた。

2.
20mm以上:夜間に活発に動き、夜明け前に活動量が増加する。
10−15mm:夜間に活発に動くが、夜明けに向けて活動量は低下する。
5mm以下:日の出直前に活動しない以外は、昼夜を通じて活動する。夜間の方が活動量は大きい。
このことから、発育とともに行動周期を変えることが分かった。

ふと、昨夜、体内のものを全部出したいなと思い、断食をしてみようと思ったのだが、空腹で集中力が欠けてしまい、カロリーメイトを食べてしまった。

ダンゴムシは行動実験の前に、2日間絶食にさせることあるが、大変だな、と思った。

2013年10月28日月曜日

採れたら良いな

台湾のBurmoniscusの解剖を終え、徳之島のサンプルに入る。

台湾では、採れたら良いな、と思っていた種が2個体だけ採れていた。これはすぐに論文にしたいと思い、早速、DNA抽出を始める。

北大東島、奄美大島、そして、台湾の種を扱うので、調査地点の図を作ってみるが、、、みづらい。


昼からは、色々と書類書きに専念。

その後、論文書きに移ろうと思い、昔書いた線画(上記のタイプ標本)を見直すが、結構足りないことが判明。足りないのは、タイプ標本が壊れているせいであり、どうしようもない。模式産地の標本で追加するかな。

午前中、解剖に没頭しており、今日は細かな解剖をする気力がないので、コスタリカの原稿を進めて終了。

2013年10月27日日曜日

一杯

大学の公開日のようで、子どもが一杯。

幾つか論文を読んでいたらサソリモドキに使えそうなプライマーが見つかったので早速発注。

久しぶりにサソリモドキのことを考えていたら、完全に忘れていた原稿についてフと思います。思いっきり締切が過ぎているが、一応、提出。


コスタリカのプロシーディング。提出を諦めていたが、少しだけ締切が延びた。来週の連休で片付けられれば投稿してみようかな。

2013年10月25日金曜日

人見知り

台湾のBurmoniscusの解剖。とりあえず3種を確認。絶対にほしかったB. ocellatusはあったが、あったら良いな、と思っていた種はまだ確認できず。あと2種は、屋久島の同じ種。

昨日とは違う新卒論について少し相談。どうしてもやりたかったチョウの野外調査に決定ということで、、、。

そうこうしているうちに、授業直前になったので、急いで準備して授業へ。本当は、今日も野外で土壌動物採りの予定だったのだが、台風の影響が残っているので諦めて、先週、採集した動物の同定。

あと、共同研究者とメールのやり取りをしたりと、ここ数日は充実している。

何となく、生物の科学遺伝、をパラパラ観てみた。特集が、感情の起源、ということで面白そう。まだ、ちゃんとは読んでいないが、赤ちゃんの研究が面白かあった。

情動発達と母子関係
松田・明和 (2013) 遺伝, 67: 685–690

1.ロボット工学者の森先生によって提唱された「不気味の谷」という現象がある。例えば、工業用ロボットよりも人形ロボットの方が好感度が高い。これは、より人間に似ているからと予測されるのだが、もっと人間に似ているゾンビのようなものには嫌悪感を感じるというもの。つまり、中途半端に人間に近い、と好感度は下がるらしい。

2.生後7ヶ月〜12ヶ月の赤ちゃんに、「最も親近感を持つ」母親の顔、「目新しさのある」他人の顔、そして、それをコンピューターで混ぜた中間的な顔、を見せた結果、中間的な顔が拒否されやすいことが判明した。ただし、他人と他人を混ぜた顔は拒否しないことも分かっている。母親だと思ったら違った、という日常からの逸脱が原因ではないか、と考えている。

3.赤ちゃんの人見知りは、成長して本当の母親を識別できるようになったと言われることがあるが、赤ちゃんは生まれてすぐに母親を識別することができるので、この解釈は間違いである。

4.生後7ヶ月〜12ヶ月の赤ちゃんの視線と気質(母親にアンケート)を調べた結果、人見知りをする赤ちゃんは、「人に接近する行動」と「怖がる行動」がともに強いことが分かり、この相反する行動の葛藤が人見知りを引き起こすと考えられる。人見知りしない赤ちゃんは、「怖がる行動」が弱い。

5.人見知りする赤ちゃんは、相手の目をよく見る、正面の顔よりも斜めの顔をよく見る、ことなどが分かってきた。つまり、人見知りをしている赤ちゃんは、「相手に近づきたい」でも「恐いから離れたい」と思いながら、目をジッとみて、相手がコッチをみたら顔をそらして、相手が目をそらしたらジッと見る、という行動をしている。

こんな研究するなんて、面白い人だな〜、と思い、著者の所属を調べたら、同志社大学赤ちゃん学研究センター、だった。センターで、人見知りの赤ちゃんを募集している、、、。一度、行ってみたいな。

2013年10月24日木曜日

ヤシガニ

朝一でヤシガニの飼育容器を覗いたら、、、死んでた。


元々は標本作製のために購入したのだが、飼育しているうちに愛着がわいてたので悲しい、、、。

Burmoniscusを片付けるべく解剖にとりかかる。まずは、屋久島。17地点分全ての解剖が終了。実体顕微鏡レベルで3種が確認できた。1種は明らかな未記載種で、沖縄島から熊本に生息する種。あと2種は、一応、学名がついているが、疑問ありの種。

合間に、大学院と大学院進学予定の学生と統計の勉強授業、および、新卒論の相談。

Macの新OSが無料でアップグレードできるみたい。新機能を使いこなすほどの技術をもっていないのだが、iPad、iphoneのメモとの同期(OS10.7以降?)と、keynote(使ってるのがOS10.6なので現行のが使えない)が使えるは魅力だな。ただ、しばらくは不具合状況待ちかな。

Marvericksというのか。動物名シリーズは終わりかどんな意味なのかな、と思い調べてみると、所有者のいない牛、(転じて?)一匹狼、という意味があるのか。

昨日、早速買って読んだ。


宇宙兄弟(22)

やはり面白い。今、一番おすすめの漫画でしょう。といっても、ワンピースと下とコレしか読んでいないけど。映画も良くできている、というか、漫画の世界観そのままで面白い。

ついでに、こちらも。これで完結。


テルマエ・ロマエVI (ビームコミックス)

こちらも面白いけど、こっちは映画の方が面白いと思う。

ワンピースに慣れると、他の漫画の進行速度が、早すぎる、と思ってしまうが、ワンピースが遅すぎるのか、、、ちゃんと完結するのかな。

2013年10月23日水曜日

stripchart

朝一で授業、、、DNAのお話。

コシビロ論文の読み直し、修正、引用文献の整理などをしていたら、昨日、登録の申請をしていたDDBJから、色々と修正の指摘が届いた。お詫びをしながら修正をお願いする。

午後、大学院生の授業で、Rを使ったグラフ作成を行う。par(new=T)で合成するのだが、上手くいかずに悩む。結局、時間内には解決できず。

問題は、stripchart(data_tama$atama~data_tama$tuki, vertical=T, xlim=c(2,10), ylim=c(100, 2500))、で絵が描かれる下図。データは、4月、5月、6月のデータで、tukiには、5、6、7の整数データ(integerクラス)が入っている。


どうも5、6、7を1、2、3と認識しているのだろうと言うことは分かるのだが、どうして良いのか分からず。他に合成したいデータは、4月からデータあるので、合成するとズレてしまう。

で、授業終了後に、なぜ私はstripchartを使っているのだろう、と思い、plot(data_tama$atama~data_tama$tuki, xlim=c(2,10), ylim=c(100, 2500))、で作図。狙いの図ができた。これで合成すれば問題ない。


そもそもstripchartを使ったのは、昔、同じような図を作る際に、この関数を使っていたわけで、このときは、上記の問題は起こっていない。理由は分からないが、とりあえず、plotでいけるということが分かったのでメモ。

残っていた、沖永良部島、沖縄島、高知の標本を整理。終了後、中国地方某所のサンプルを解剖。おおよその検討はついたけど、、、種名は付かないな〜。

とはいえ、実体顕微鏡レベルの観察なので、プレパラートが乾燥してから生物顕微鏡で観察して決着を付ける必要がある。

もっと手こずるかと思っていたが、結構、楽に決着しそうで良かった。よし、これからはBurmoniscus11種問題に手を出そう!と意気込んだところで今日は終了。

2013年10月22日火曜日

スイゼンジノリ

科研書類を修正して提出して、明日の授業の準備。

シークエンス結果が帰ってきたので確認作業してたら午前中が終わった。

午後はチーム西表が久しぶりに集結して、GISの勉強会。最低限やりたいことは出来るようになったかな。あとは学生に任せる。

で、その後、シークエンスを登録。これにかなりの時間を要してしまい、一日が終了。

この間、テレビでたまたま観て、授業で話そうと思っていたネタが新聞にも掲載されていた。


スイゼンジノリという藻類の話で、本種は、現在では、福岡県の黄金川にしか生息していない。で、この川、上流にダムを作ったので、水量が減り、この藻類が絶滅の危機に、という、現代日本では、結構、ありそうな話。

しかし、興味深いのは、この藻類、食用のノリとして美味しいらしいのだが、それ以外にも注目すべき点があって、体内にサクランと呼ばれる物質を含んでいるのだが、このサクラン、自分の重量の6000倍の水を吸収する能力があり保湿剤としての利用ができたり、レアメタルの回収に利用できる可能性があるらしい。

もちろん、絶滅してしまったら、このような応用はできなくなってしまう。生物の利用価値が失われる危機の例として、授業で使おう。

2013年10月21日月曜日

次に進む

科研書類を提出。

その後、学会関連のメールをいくつか送信して、コシビロ論文へ。いい加減、決着を付けねばと。

しかし、インクトナーを新しくして印刷したら予想以上に線が太かったり、とか、初歩的なミスをしていることに気づく、、、許容範囲、、、と思いたい。どうにか共同研究者へ送信。送信後に読み直したら早速、ミスが見つかった。でも、今月中には投稿できるかな。

これで一息ついたので、次に進む。

今年中にやっておきたい研究は、サソリモドキ、Burmoniscus11種の学名問題、とある中国地方のコシビロの学名問題。どうにかなるか。とはいえ、まずは、先日の徳之島高知の標本のID番号付け。

これが結構面倒で、徳之島全部と沖永良部島4地点が終わったとことで集中力切れ。

コシビロは3440まできた。



そして、もう一つの専門であるモリワラジは4000を超えた。


帰り際にメールを見たら、科研書類の修正がきていた。事務の方々は、全員の科研書類を読んで、こんな些細な間違いを見つけるのか、、、スゴいな。

2013年10月20日日曜日

変換

大学から色々な書類業務が来ている、、、ギリギリまで放置作戦へ。土日もみんな働いてんるんだな。

論文で使用しそうにないDNAデータをDDBJに登録。使いやすくなった気がするが、知識の乏しさのせいで悩みながら作業を行った。

塩基配列をアミノ酸配列に変換するのは、このサイトでできる。開始の場所も指定できる。

科研書類の見直し。明日、もう一回見直せば大丈夫だろう。

これでコシビロ論文に集中できると思ったが、かなり放置されていた投稿規定の修正もやらねば、と思い、編集長に確認のお願いをして終了。

最近、学校の先生の残業時間が新聞で出回っている、。

ネットで見つけた全日本教職員組合調べでは、
小学校:94時間21分
中学校:111時間25分
高校:100時間47分
となっていた。どうやら、公立の先生は8時間(8:00~17:00?)が拘束時間(勤務+休憩)のようなので、これ以外の時間を残業と呼ぶのだろう。

中高校の場合、部活の顧問になって毎日2時間(17:00〜19:00)と土日(9:00〜12:00)に3時間部活に出たらざっと64時間が残業になるかと思うと、まぁ、こんなもんかと思ってしまう。

小学校は部活は無いけど、基本的に全ての科目を担当しているので、児童に教える以外の業務は基本的に授業が終わってから行うわけで、これらの大半が残業となるのだろう。

とは言え、時間ウンヌンよりも、良く分からない書類書きとか、中身が本当の問題だろうな。

あと、夏休みなどの長期休みと普段の学校の日が別々に評価しないと意味は無いな。報告書を読めばきちんと議論されているかな。

2013年10月18日金曜日

落葉拾い

朝一でPCR産物を精製してシークエンスへ。綺麗に読めてくれ、、、。

科研書類は、細かな修正をしてどうにか完成。あとは見直し、、、これが結構大変だったりするが。学内締切の来週月曜にギリギリ間に合いそう。

非常勤の先生に挨拶して、午後の授業の準備にとりかかり、ぎりぎりで完成させて授業へ。

授業といっても野外実習なので、意義とか、作業を教えて、外へ。

林の中で落葉拾いしたり、


裸地で虫探したり。


昨年に引き続き受講生は全員女性だった。土壌動物を扱うので、色々と大変だろうけど、システム上、生物学で卒業研究を行うには、この授業をとらないといけない、、、。

2013年10月17日木曜日

セアカゴケグモ

乗業の準備をした後、大学院生の手伝いでダンゴムシ採り。

午後一で授業をして、とある用事で外出。

授業は外来種の話で、「福岡市内でセアカゴケグモがいるでしょ、あいつ」と説明したのだが、宗像市内でも見つかったらしい。どこかな?


大学に戻って、先日、実験をし忘れたサンプルのPCRを開始。

コシビロ論文に使った標本の保管準備、遺伝子関係の加筆、科研書類などに手を出して終了。

昨日は、教育実習に行ってた研究室の学生の見学へ。


上手にできてたと思うけど。色々な実験を通して水素の性質を理解する内容だった。

2013年10月15日火曜日

サソリモドキ目

バタバタした一日になった。明日の授業の準備と大学院生向けに授業。

急遽舞い込んだ、というか、提出したハズの原稿を書き直して再提出しなければならない状況に。大急ぎで書き直して提出、と思ったが、英語が不安なので校閲へ。

それにともないサソリモドキの勉強をしたのでメモ。

サソリモドキ目は、Thelyphonidae科のみで構成されているが、本科は下記の4つの亜科に分けられている。

Hypoctoninae:アフリカ、東南アジア
Mastigoproctinae:アメリカ、東南アジア
Thelyphoninae:アジア、南西太平洋
Thpopeltinae:東南アジア、東アジア(日本産2種も含まれる)

下記の文献に詳しい。前者には全種のリスト、後者には各亜科の形態的特徴が書かれている。


Catalogue of the Smaller Arachnid Orders of the World: Amblypygi, Uropygi, Schizomida, Palpigradi, Ricinulei and Solifugae

Systematics of the arachnid order Uropygida (=Thelyphonida)
Rowland and Cooke (1973) Journal of Arachnology, 1: 55–71

共同研究者から届いた初稿を修正して終了。日付が変わるのを覚悟していたが、まだ1時間以上もある。

2013年10月14日月曜日

授業

科研の書類書き。勉強のために論文を読んだりして、面倒なところは終わった気もするが、そうはいかないだろうな。

授業の準備とコシビロ論文を少し進めて、終了。とうとう、今週から本格的に授業が始まる。

2013年10月13日日曜日

千蟲譜

科研の書類準備。色々と書き直してみるが、、、といった感じに落ち入る。

ダンゴムシについて勉強していたら、フとあのページを思い出した。C大の院生のブログだと思うが、とても勉強になる。

千蟲譜は、幕医、栗本丹洲によって書かれた虫類の図説で、この分野では日本初とのこと。ちなみに、虫類と言ってもEntomologyの方で、クモとか、ムカデとか、、、ダンゴムシも出てくる。

千蟲譜は上中下の3巻で構成されているが、国立国会図書館のデジタル化資料で閲覧することができる。

全ページをキチッとは観ていないが、私が確認した限りでは、

上巻84ページ(コマ番号)中巻47ページにフナムシが描かれている。

で、上記のブログにも書かれているが、下巻の27ページにダンゴムシが描かれている。

文章の口語訳も先述のブログに詳しく書かれている(スゴい)。マメザコという呼び名は聞いたことがないな。google先生に尋ねても、ヒットはなし。

興味深いのが、この種が筑後柳川産ということ。福岡県柳川市で間違いないだろう。日本で初めて報告されたダンゴムシ、近いうちに採りに行ってこよう。でも、恐らく、2種いるな。

コナン君の劇場版がDVDになったということで、2日連続でTUTAYAに行くが、ともにゲットできず。代わりに、ドラゴンボールZ図書館戦争を観てしまった。

ドラゴンボールは、ベジータぐらいまでしか知らなかったので、良く分からない登場人物が多かった。こんな終わり方があるのね、といった感じで、鳥山明スゴいなと感心。

図書館戦争は、小説と漫画でヒットしていたので気にはなっていた。根底には、表現の自由に関わる問題があり、深い話しなのだが、如何せん、検閲行為に銃器が認められる、というのは今の日本では想像し難く、あまり入り込めずに終わった。ただ、実際に日本でも厳しい検閲があり、今でも、教科書検定とか、青少年保護のための有害図書とか、微妙は事柄は多々ある。映画の中でも、無関心が問題、といっていたが、小説や漫画を読むと、もっと喚起されるのかも。

(学生に教えてもらったのだが)闘争を繰り広げる図書館は、北九州市立美術館とのこと。特徴的な建物なのですぐに分かると思う。今後、実物を見に行こう。あと、岡田准一のアクションはスゴい。検閲の話とアクション、別々の映画にした方が良かったかも。

2013年10月11日金曜日

大腸カメラ

午前中は休んで大腸カメラの検査を受けてきた。

小学校の頃にすでにバリウムを飲むぐらい、腹痛とは離れられない生活を送ってきており、食事を食べたら腹痛になるのが普通と思っていたが、そうではない、らしいので調べることにした。

基本的な症状として、「下痢と便秘を繰り返す」、「硬い便が出たのち下痢みたいになることが多い」、「2・3月に一回ぐらいの割合で激しい痛みをともなう下痢に襲われる(食あたりかも)」、「食後は基本、腹痛になるが、痛みはそのときによる」しかし、血便はない。

タバコとお酒はせず、肉もあまり食べず、野菜の摂取は結構多い。最近はかなり頻度が減ったが運動もボチボチ行う。これまでに色々な人に気を使ってもらい、あらゆる民間療法は試したと思うが改善はされず。

症状の多くは子どもの頃からだけど、食後の腹痛は最近になって頻度が高くなったかも(老化による消化不良かな)。

で、先週、上記のような問診を経て、恐らく、過敏性腸症候群、でしょうね、と言われていた。以前からネットで調べて、ほぼ症状が一致することから、私もそうかな、と思っていたので、ちょっと嬉しかった。

で、この病気、原因は多様で、根本的な治療法がないらしい。というよりも、コレと言って原因はないが、腹痛が生じることを示すようだ。

とは言え、コレと言って原因はない、ことを証明する必要があるので、大腸カメラの検査を行うこととなった。

一応、可能性があるのが、クローン病潰瘍性大腸炎。でも、血便がないことと、最近、急になったわけではないので、多分、違うだろうと言われていたので、全く心配はしていなかった。

昨日の19時から絶食となり、今日の10:30に病院へ。血圧を測ったのち、お尻に穴の開いたパンツに履き替えて、浣腸をされる。

「できるだけ耐えた方が、排泄が良いです」と言われたが、すぐにトイレへ、、、。しばらく、下腹部がナカナカの痛みだったけど、10分すると完全に痛みが無くなる。

トイレを出て、病室のベットで横になるとすぐに医師が来て、あっさりとカメラを挿入、、、当然、肛門から。

当然の違和感と診察のため空気を送り込まれるので、オナラが出そうな気持ちになるが、激痛という程ではない。

モニターを観る余裕があったので、観ていたら、医師が説明してくれた。綺麗で全く問題ないです、、、と。

ただ、、、直腸あたりにイヤな物体が。便が排泄しきれてなかったみたい。浣腸をもっと我慢するべきだったか、、、。申し訳ありないと思いつつ、体の中で便ってこうなってるのか、と関心してしまった。

で、重大な病気ではなく、過敏性腸症候群でしょう、と。この病気の治療法としては、下痢や便秘の症状を抑えることぐらいで、根治する薬はないと(原因は多様なので)。ヒドい痛みが出ないような自分なりの生活が出来ているなら、それで良いでしょう、という結論になった。

食事をすると腹痛になる⇒食事をしたくない⇒でも、食事をする⇒ストレス⇒食事をすると腹痛になる⇒食事をしたくない⇒でも、食事をする⇒ストレス、の無限ループはどうやったら抜け出せるのだろうか、、、。

大学にきて、授業の準備、授業、科研の書類作りで終了。

2013年10月10日木曜日

アピール

PCR産物の精製に結構時間がかかってしまった。54サンプルをシークエンスへ。結果は来週かな。

授業の準備をして、午後一で授業。後期初めての授業ということでガイダンス。必修科目なので、絶対に単位を落とさないようにと忠告しておく。

その後、1時間30分ほど会議に拘束される。会議中は、ぼーっと科研の書類について構想を練り、研究室に戻って文章にする。大筋はできたが、魅力をアピールしなければ。しばらくはコレに苦労するかな。

2013年10月9日水曜日

細い線を拡張

朝一でDNA抽出にとりかかる。JRが普通に動いているので、午後からは通常授業になりますという情報を得て、時間割担当として、非常勤の先生にその旨を伝えるために電話をかける。

その後、PCRをセットして、実験室の掃除とか、昼食とかした後、電気泳動へ。6サンプル×5領域、全て綺麗なバンドが見えた。久しぶりの実験で疲れたので、精製は明日へ。

で、その後。昨日のコメント欄を観ると、Acrobatの機能のせいでは、、、と、、、えっ。

早速、ネット検索(巷ではgoogle先生というのかな)すると、色々と出てくる。

どうやら解決したようだ。

Acrobat Reader(Readerでなくても良いと思う)の「環境設定」を開き、


「分類」を「ページ表示」にして出てくるウインドウの


「レンダリング」の中に「細い線を拡張」という項目があり、初期設定では、そこにチェックが入っている。


このチェックを外すと、


こんな感じに見える。


ちなみに、チェックを外す前は、こんな感じ。


かなりの衝撃。あまちゃんが好きな人なら、確実に「じぇじぇじぇ」って言ったと思う(ウッチャンのコントでしか観てないけど)。昨日の苦労はなんだったんだ。

細い線は細いんだよ、、、そのまま映してくれよ、、、。大きなお世話だな。そういえば、勝手に大盛りにする食堂の店員も大きなお世話だと思う。

ただ、どのような印刷になるのか不明だけど、これを知らない人は、チェックしたままPDF版を観るんだよなキット。「線太いよ〜」とか思われないだろうか。

Acrobat9以上の機能らしく、Acrobat Professional8にはこの機能はなかった。


「にしな」さん、ありがと。

2013年10月8日火曜日

台風警戒で、小中学校はすでに昨日の時点で休講が決まっていたらしい。大学も本日の午後から、とりあえず明日の午前は休講になった。明日の朝一に授業があったので、助かった。

今のところ、雨も風もほとんどない。

お絵描きの最終調整が終わった、、、かな。最後に厄介な問題が残っていた。

Inkscapeを使ってお絵描きをしているのだが、Inkscapeの画面上ではこのように見える図が、


入構ファイルであるPDFで保存すると、こんな感じで、細いはずの線が太くなってしまう。


このPDFを印刷すると細い線で印刷されるので、論文になった時、印刷版は問題ないのだろうが、投稿を考えている雑誌はPDF版も公開されるので、上述の様な図になったらショックなので、対応策を考える。

印刷すると問題がないので、恐らく、PDF版への変換の問題ではなく、PCのモニターの解像度の問題だろうと予想を立ててみた。まず、Inkscapeで、1px、0.5px、0.3px、0.1pxの線を描くとこんな感じに見える。


で、これをPDFに変換して、だいたい同じ大きさで見ると、


0.5px、0.3px、0.1pxの線が区別できないことが分かる。

で、これを拡大していくと区別できるようになった。


つまり、PDFに太さの情報はあるのだが、表示できる太さに限界があるのだろう。これを根本的に解決する方法は結局分からなかったけど、Export Bitmapから1200dpiで出力することで、どうにか対応できそう、、、つまり、0.5px、0.3px、0.1pxの線がモニターでも識別できそう。

2013年10月7日月曜日

牛乳

DNA抽出をしてから論文書き。DNAの部分を残して、2稿が終わった感じ。でも、見ればみるほど修正点が出てくる。

しかし、授業が始まってしまったので、ぼちぼち準備も始めないと。1年生向けの授業では、「自分で考えてみよう」、というモやっとした内容の新ネタを投入したい。

なぜかと言うと、テレビとかネットを盲目的に信じてしまう人が多く、(私に関わらないならば、それはそれで別に良いのだが)大学を卒業して、まして、先生になる人が、根も葉もない噂を堂々を子ども達に話すのはマズく、情報をちきんと自分と考えて欲しいなと。

あと、きっと自分もそうだったんだろうけど、大半の本学の学生は、授業で「これはこうなんです」と断定すると、それを暗記するのは得意なのだが、「こんな場合もあり、こんな場合もあり、でどうしましょうか?」と聞くと、ほぼ確実「、、、」となってしまう。さすがにこれはマズいなと、5年目で感じ始めたので。

で、「学生が盲目的信じていそうで」かつ「色々と議論されていそう」なネタを色々と探索。


なぜ「牛乳」は体に悪いのか ―医学界の権威が明かす、牛乳の健康被害 (プレミア健康選書)

牛乳の賛否の議論は結構な有名なので、知っている人も多いかな。この本の著者は、米国の医学者で牛乳否定派のエース的存在らしい。

文章は気軽なお話調だけど、引用文献もきちんと書かれているので元データを検証することはできる。

まず、最初に。私は医者ではなく、この分野を研究している人間でもないので、この本に掲載されている文献をきちんとレヴューはできない(していない)ので、科学的な観点から評価はできません。

内容は、有名な「有色人種は成人になると乳糖を分解できないので牛乳を飲むと下痢になる」話に始まり、アレルギーやガンなどのリスクも高めるよ、と、なかなか恐い話しが続く。上記のように学術論文を引用しているので、ウソはないだろうが、自分の主張に都合の良いデータのみを引用しているのも間違いないと思う。

好都合なことに、Amazonのレビューに医者と名乗る方の意見が書かれており、本書とは反対に、牛乳は良いという研究結果も(当然)あるのだとか。

一方で、日米で40年以上の臨床経験のある訳者は、(当然)経験的にも牛乳は体に悪いのは、間違いない事実と書いている。

とりあえず明らかなこととしては、症状や条件によって影響が異なる、ことぐらいか。これだけ意見が異なるということは、きっと、個人差も大きいのかな?

目次
1.この世で最も過大評価されている食品の実態
2.牛乳の糖質は、消化器症状を引き起こしやすい
3.牛乳のタンパク質は、アレルギー体質をつくりやすい
4.牛乳の脂質は、心筋梗塞・脳卒中・ガンのリスクを高める
5.ミルクは赤ん坊を病気にかかりやすくする
6.牛乳はカルシウム源として不適切である
7.牛乳にありがちな風味の劣化と細菌の汚染
8.難病の原因は牛乳だった!
9.事実を歪曲している牛乳の宣伝と報道
10.牛乳は青少年の精神面に悪影響を及ぼす
11.牛乳は完全栄養食品の名に値しない

盲目的牛乳信者になる前に、一度、読んでみる価値はある?

凱旋門賞は、残念だったというか、どうしようもなかったかな。2着と4着なので、日本の競走馬が世界の強豪であることは間違いわけで、あとは、”世界の”化け物クラスの出現を待つしかないのか。

武・キズナが、オルフェーブルを閉じ込めながら、上がっていくところは、鳥肌が立った。

2013年10月6日日曜日

意気消沈

お尻と側面の写真撮影。


他にも気になっていた腹肢の観察。


全て想像のようには、いかない、ことが判明。

意気消沈。

色々とやり直しが必要になるかな、、、。DNAデータも載せないとだめみたいなので、急遽、DNA抽出を始めようとするが、やる気が完全に消失したので撤退。こんなに難しいとは、、、。

明日から授業も始まる。9月に決着を付けられなかったのが悔やまれる。

凱旋門賞で日本馬が勝ってくれれば、やる気も復活しそうだけど。ノーベル賞もそろそろ発表か。

2013年10月5日土曜日

お尻

佳境に入りつつある、関東のコシビロ種名問題論文。

一応、自分の中で結論が出て、あとは論文を書くだけ、、、のはずなのだが、昨日、家に帰ってから、お尻の形がとても気になってしまった。

ということで、今日は、お尻の観察にはまる。とは言え、新鮮な標本ならこのように見えるのだが、


100年以上前の標本だとこんな感じ。でも、まぁー、どうにかなるか。


自分の考えを整理して、共同研究者に意見を求めるメールを送る。

2013年10月4日金曜日

お話

投稿用に図のスケールやテキストのフォントの微調整を行うが、スペースが微妙におかしかったり結構苦戦した。どうにか終了。

卒業生が訪問してくれたので色々とお話。その後、奈良に仏像の勉強に行ってた彫刻を学ぶ学生ともお話。二人とも面白い話しだった。


大学内で拾った栗ももらってしまった。


風呂付きの船で大坂から12時間かけて帰ってきたらしいが、これかな

2013年10月3日木曜日

充実

午後に1時間ほど会議に拘束された以外は、論文書き。

第1稿は出来たかな。図の微妙な調整を始めたら、かなりの苦戦を強いられ終了。充実した一日だった。こんな日が続くと良いのだが。

2013年10月2日水曜日

タマナギンウワバ

ほぼ一日中、論文書き。下書きの下書きが3/4ぐらいできた。

草刈り卒論、最後の調査。


ついでにもう一つの畑でウロウロしてたら、アゲハの幼虫が大量についてた。



しかし、厄介な問題が。モンシロチョウ卒論で、キャベツから青虫を採ってきて飼育していたら、、、


見覚えの無い虫が発生。タマナギンウワバというらしい。随分小さいまま蛹なるんだな、蛹が黒いな、とか話をしていただのだが、種が違っていた。

2013年10月1日火曜日

アルビノ

室戸岬の瓶別け。これで、とりあえず瓶別けは終わった。この後、1便ずつにIDを付って、解剖をするのだが、しばらくは無理だな。

11月に行われるイベントについて学生と打ち合わせ。学生主体のイベントということで、任せます、と話をして、昨日の片付けを行う。

室戸岬での採集の最大の目的だったBurmoniscus murotoensisが無事に採集できていた。


室戸岬で見つけた面白い個体というのが、これ、真っ白な個体。


腹面。


アルビノか、初めて見た、と思ったのだが、面白いのが(私は、、、だけど)、真っ白ではないこと。等脚類のアルビノでは、目が黒くなるのが不思議、という話しを聞くが、この標本は、頭部の一部や、


尾部にも結構、色素が残っている。


経験的には脱皮の影響ではないと思う。採集した時点でこの色だったので、もちろんアルコールによる脱色の影響でもない。

そもそもアルビノの定義をきちんと理解していなので、これをアルビノと読んで良いのか分からない。少し勉強して、何か分かったらここに書きます、、、多分、忘れます。

午後からは用事があって外出。ついでにモスで食事を、、、研究室の学生に会った。大学に戻って、論文書きを進めて終了。