2012年3月31日土曜日

冬眠

去年行った長崎のサンプルとか、一昨年行った上甑島のサンプルとか、、、一部、処理されずに放置されていたので、ソーティングを進めてみた。他にも結構、未処理のままで残っていることに気づいてしまった。

28日、毎日新聞、夕刊のネタ。

ナカナカ興味深い。


冬の六甲山中やスウェーデンなど極寒条件下で、長期間に渡り生存していたヒトが見つかったそうだ。

六甲山の例では、発見時の体温は22度で、通常なら血圧が保てないはず、だとか。もしかしたら、冬眠中の動物のように代謝を下げていたのかも知れない、と考えているみたい。

もし、人間が冬眠できるなら、、、意味ない、と思ってはいけない。例えば、心臓手術をするとき、心臓を止める必要があるのだが、5分以上止めてしまうと脳に障害が出てしまう。そこで、冬眠状態のように、代謝を抑えられるのであれば、1〜2時間、心臓を止めることも可能になるとか。

他にも体を動かすことの難しい状況において、体を健康に維持する方法が開発できるかも知れない、とか。

観点が大事だなと思った。

2012年3月30日金曜日

善意

最近は、お絵描きばかりしていたので、違うことを、と思い、卒業研究論文化に少し取り組んでみた。まず、負担の小さそうなのから。論文というよりも資料になるか。勉強のために読んだ、ササラダニ類の目に関する論文が面白くて結構ハマってみたり。

毎日新聞、29日、夕刊のネタ。ナカナカ興味深い。


昨年、震災の影響を受けた宮城県塩釜市の桂島。そこに、「被災者の方に春を感じて欲しい」と早春に咲く、ニホンズイセンが植えられたそうだ。ちなみに、桂島(東北地方)には自生しない。移植した方は「スイセンは全国に数百万本植えられ、生態系に影響はないだろう」と判断したとのこと。

進化研究で有名な東北大の河田先生は、桂島には希少種が多く、外来種としての危険性を指摘している。また、東京農工大の福嶋先生は、「人為的に移した動植物は人の思惑から離れていってしまうことがある」と指摘している。

化学物質汚染と違って、外来種の厄介なところは、新たに供給されなくても、時間とともに増える可能性があること。生物なので。今は大丈夫でも、数年、数十年、百年後に爆発的に増える可能性がある。

その土地の自然を大事にすることが、一番大切ということだろう。しかし、こういう話は、善意なだけに難しい。

2012年3月29日木曜日

エレガント

とりあえず、お絵描きは終了。現在ある標本で描けるところは終わっただけで、かなりの部位が紛失しており、お絵描きできなかった部位も多数残っている。

そして、、、Burmoniscus第2段に関して、結構大きな問題が発覚。半日の作業が無駄に、さらに、ここ数ヶ月の計画が頓挫、、、。自分のミスではないだけにドット疲れた。Burmoniscus論文は第2段はかなり時間がかかりそう。

とは言え、久しぶりにSEM撮影をしてみる。


先日の本と一緒に購入した本。とても有名な研究で、色々なところで取り上げられている。この本を読んだら、ついついカタツムリ、というか巻貝の巻形を見てしまうだろう。


右利きのヘビ仮説―追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化 (フィールドの生物学)

カタツムリ、または、でんでん虫。誰でも知っているあの動物。背中にしょっている殻、実は、多くの種が右巻きなのだそうだ。しかし、沖縄県の石垣島や西表島には、なぜか左巻きのカタツムリが生息しているのだとか、、、。

筆者は学部生の頃、あることに気づいた。この左巻きカタツムリが生息する地域には、セダカヘビというカタツムリを専門的に食べる変なヘビがいることに。そして、大胆にも「ヘビに食べられないようにカタツムリは左巻きに進化した」という仮説を考えた。

まず、筆者は、博物館などに保管されているセダカヘビの骨格標本、とくに、歯の並びを調べた結果、右顎の方が歯が多いことを発見する。

この発見で、仮説の信頼性を高めた筆者は、実際の動物を使って実験を進めるわけだが、実は、このセダカヘビ(西表島に生息するのはイワサキセダカヘビ)、とっても個体数が少ないヘビで、観察すること自体大変なヘビなのだとか。この本では、そのヘビを捕まえる苦労話に留まらず、実験に使う巻貝の選定方法、ヘビが本当にカタツムリを食べていることを証明することの重要性etc、科学的検証する上での注意点を実際の経験を基に教えてくれる。

物理や化学とは異なり、生物、とくに、生態学では条件設定に苦労し、結果、諦めることも多いが、この研究のスゴいところは、それらの条件を筆者の努力や共同研究者の協力により完全に揃えてしまったこと。

そして、仮説はとてもエレガントに証明される。この動画に全てが凝縮されている。右巻きのカタツムリは食われ左巻きのカタツムリは逃れる

コラムの利き腕の頻度依存選択や遅滞遺伝なども、とても勉強になる。そのうち教科書に載るであろう研究。高いけど必読の一冊。

2012年3月28日水曜日

見えた

随分、暖かくなった。

お絵描きな一日。

対象は13種で、残すは1種とちょっと。先が見えたか。

SEMも撮る必要があるので、結局、ギリギリになりそうだけど。

2012年3月27日火曜日

手袋

朝一で、先日設置したJoyamaのピットフォールを回収するため裏山に登る。作業中にウサギが出現。思わずビビってしまい、写真を撮れず、、、。

お絵描きを続ける。どうにかなるか、、、。途中、4年間知らなかった、大学のとあるシステムを教えてもらったり。

生態学会のときにもらったお掃除手袋で、色々と掃除してみる。静電気?でホコリをとってくれるらしく、PCの掃除に効果的であることが判明。


青色ワラジムシ論文の締切は8月だった。4月に入ったら一気に片付けたい。

2012年3月26日月曜日

焦る

Cubaris論文を再投稿。どうにか受理されてほしい。

その後は、期限が迫ったホロタイプお絵描きを進める。なかなかスピードが上がらず焦る。終わったところをピンクに変えてみる。まだまだ終わりが見えない。


ということで、青色ワラジムシ論文はしばらく放置。1月早々に帰ってきたけど、返却期限とかあるのか?

昨年開催された、国際陸生ワラジムシ類会議のプロシーディングが、Zookeyの特別版として出版されました。Taitiさんとか、Zimmerさんとかは、(私も)研究途中の話をしていたので、残念ながら入ってません。まだ、全然見てないけど、齢による摂食様式、ボルバキア、マーキングの影響が面白そう。

2012年3月24日土曜日

Joyamaのピットフォール

卒論の調査に同行して、ついでに、Joyamaのピットフォールを設置。

返却間近のホロタイプ。お絵描きを進める。ギリギリ間に合うか、、、。

昨日、頂いたお花。花瓶などはないので、ペットボトルに生けてみる。


ペットボトルのポテンシャルの高さに感動してたら、、、この特許を持っている人は儲かっているな、と思ってしまった。Wikiによると、デュポン社のようで

2012年3月23日金曜日

最後の日

アレから一年ですか、、、。

まぁ、毎年のごとく、嬉しくも、寂しい、一日でした。

私が現在の大学に赴任して3月末で4年目が終了。ということで、今年の卒業生は、一緒にこの大学に入学した。残念ながら余裕が無くて、入学当初の記憶はあまりないが、間違いなく、一緒に4年間を過ごしてきた。

みんな、この4年間で私とは比べものにならないくらい成長して、4月からは早速、先生として働きます。沢山の苦労を経験すると思いますが、十分、それを乗り越える力はあります。次に会うときは学生ではなく、先生としてですね。楽しみです。


研究室の学生が、代表として卒業証書を受け取った授与した


実は、この学生、入学後間もなく、私の特別講義を受けていた。不思議なもんですね。


諸事情により私が本学に来る前に入学していた学生も一緒に卒業した。この学生は、テレビ業界という華やかな分野に足踏み入れた。早速、4月12日に放送されるこの番組を担当しているそうです。頑張りの結果を見てあげて下さい。

大学時代を振り返って、自信のある点は存分に生かし、反省する点はしっかりと反省して、新しい生活を送って下さい。

2012年3月22日木曜日

Sasaguriピットフォール回収

Sasaguri-1〜7のピットフォール回収。Sasaguri-1、2、7のササラダニ類を採集。

これで、裏山以外のヒノキ林冬調査は終了。

この研究は、10年という長期で計画しており、その2年目が終了となる。調査地の設定など、研究立ち上げ当初から共同で作業していた方が、4月に移動になってしまった。どうにか軌道にのり、あとはルーチン作業となる。本当に助かりました。きっちりと結果を出せるように頑張らなければ。

明日は卒業式。赴任以来、初めて参加してみようかと。卒業式ってどんな服装をすればよいのか、、、

2012年3月21日水曜日

シロハラ

日にちの記録ということで、連投

植物の先生が大学構内で鳥の遺体を見つけてくれた。シロハラではないでしょうか、とのこと(私は鳥のことは全く分からない)。図鑑で調べてみたけど良さそう。

傷は見当たらない。ガラス窓に追突したのかと思ったけど、発見場所を考えると、どうも違うらしい。どうしたんでしょうかね。


目が可愛い。ただ、眼球は収縮している。

天狗猿

卒論の予備予備実験。テーマは人、、、さて、どうなることか。

卒論データの引き継ぎ。こちらは出来るだけ早く投稿しておきたいが、、、。

お絵描きの続き。

大学の本屋で見つけた、フィールドの生物学の新刊。


テングザル―河と生きるサル (フィールドの生物学)

テングザルという名前から予想できるように鼻の大きなサルに関する研究の本。

もちろん研究の成果もスゴいのだが、熱帯で、木の上に住むサルを研究することの大変さがヒシヒシと伝わってくる。

単身、マレーシアのボルネオ島に渡り、研究の許可を得ることに始まり、ボート(川沿いの木の上に住むため、ボートで川を移動しながら観察する)や住み場所の整備、そして、現地での調査助手の雇用などを自らの力で進めることなどの苦労話はゾッとした。本の内容のほとんどは学生時代の話なので、特に研究費も無く、その大半は自らの奨学金を使ったのだとか。

貧困ネタ繋がりで。博士号取得後、仕事が無く、食費を削るために野菜ばかり食べていたら、栄養失調の一歩手前までいったそうだ。こんなに苦労してまでも目指すのは、未知の発見、おもしろさの追求、だという。誰も知らないことを世界初めて知る面白さ、研究をする人の特権。

さて、本の内容を大雑把にまとめると、、、

テングザルといえば、川にダイビングをするサルとして知られる。しかし、川にはワニがおり、それらに襲われる可能性もある。本当は、川にダイビングをするのが目的ではなく、川を飛び越えるのが目的であり、テングザルはちゃんと考え、最も飛翔距離が短くなる場所を探してジャンプしていることを明らかにしている。

また、上記したようにこのサルは、川沿いに住むため、これまで川からの観察で研究が行われてきた。しかし、筆者は、川から離れたときの生態解明に挑んだのである(河畔林に生息するため林内に入ること自体がとても大変)。その結果、テングザルは生活の75%を休息に充てていることが分かった。ちなみに、ニホンザルは32%しか休息に充てないことからも休息時間がとくに長いことが分かる。これは、消化の悪い物を食べるため、消化時間を長く必要とすることが理由らしい。この餌と消化の関係は、テングザルの生態を解明する上で、キーワードになりそうな感じで、非常に大きな発見のようだ。

他にも、ウンピョウが捕食者として重要であることを、捕食現場を実際に観察することで証明したことや、反芻をしていることの発見など、色々と書かれている。

誰も知らないこと発見することの難しさやスゴさを感じられます。是非、一読。

ダーウィンが来た、でも特集されたそうで。

2012年3月20日火曜日

猛スピード

朝一で会議。すぐに終了。

Cubaris論文の修正。2本の柱の1本をバッサリと削除。その結果、ほとんど修正する場所が無くなった。とりあえず、修正終了。しばらく放置後、見直し再投稿へ。今週中に決着を付けたい。

さてさて、生態学会以降に猛スピードで進める、、、ハズのお絵描き。猛スピードではなく、匍匐前進的に進める。


DNA解析を忘れ、放置されていた標本を発見。しかも、とても大事な標本。これも実験しないと、、、。

2012年3月19日月曜日

重み

Sasaguri-1ー7にピットフォールの設置。Sasaguri-3、4、5、6でササラダニ類を採集。

待ち合わせ場所では、サクラが咲いていた。ソメイヨシノではないだろうから、何でしょうか。


道路沿いには沢山の木が倒れていた。地道に切断しならが進んで行く。積雪の重みが原因であると思われる。


Cubaris論文が返ってきた。予想外の指摘。バッサリと削除して対応をしてみる。もう、掲載されれば良いや、という心理状態に。

2012年3月18日日曜日

見た

昨日の自由集会は無事に終了。楽しかった。

自分の発表の前に、形態測定学の自由集会に参加。こちらは、半分も理解できず。いい加減、時間を割いて勉強する必要があるようで。三中先生を初めて見た。Wikiでも紹介されている有名人。準備中の一風景。


計5時間ほどの滞在だったが、色々な方々に会うことができた。予想外なところで有名人に会ったり。結構、重要な話もしてみたり。

明日は、朝からヒノキ林調査ということで、今日は、ソソクさと福岡に。

実験で使用するため、福岡には分布しないワラジムシ(Porcelio scaber)を探すが見つからず。関東では、普通に見ることができる、、、ということで、お願いしてしまった。

冬眠?中のトカゲ。


明日から、ホロタイプお絵描きに熱中するために、事務仕事をこなして、一日が終了。

2012年3月16日金曜日

あこがれ

共同研究者と初対面。共同研究者と言っても、メールで無理やり実験をお願いいしただけなので、会うのは初めてだった。会ったことのない共同研究者、、、実は結構いる。


こんな機械を使って実験をするそうで。あこがれの実験だったので、ちょっと感動。


ワラジムシを串刺しにする、という残酷な実験もしてしまった。

2012年3月15日木曜日

慰めて

一応、悪あがきをしてみた。

生態学的な結果が出ているわけではないので、内容にオチがないのは仕方が無い、と自分を慰めて終了。


明日は、共同研究者のところに訪問。土曜日に発表して、月曜日にヒノキ林の調査が入ったため、日曜日には帰ってくることに。

2012年3月14日水曜日

ぐったり

ぐったり感たっぷりの日々を送ることに。

症状としては、鼻水、喉痛、だるい、関節が痛い。かなり症状が楽になってきたので、風邪かも。ただ、風邪ひくと発熱することが多いが、今回は、Maxで37.5とあまり上がらない。食欲があるのも怪しい。

生態学会の準備をもう少し悪あがきしようかと思うが、頭がついていかない状況。


年度末、最後の任され仕事。とりあえず、最大の壁を乗り越えたか。

2012年3月12日月曜日

どうやら

土日は完全に怠業。

キツツキを見たり。


で、今朝、猛烈に喉が痛い。ツバも飲み込めないほど。遊んで、風邪をひいたか。休みたいけど、今日は、入試お手伝いなので、休むことは許されない、

ということで、大学に来てみる。喉の痛みは緩和される一方で、鼻水が止まらなくなり、今は、涙が出てきた、、、そういや、去年も喉が痛くて苦しんだ記憶が。

どうやら花粉症になったらしい。最悪だ、針葉樹林に入る仕事もあるのに。

沖縄に移住するのが、最も現実的な打開策か。

2012年3月9日金曜日

ぼんやり

とりあえず、生態学会用のメインの系統樹は描き終わった。

ただ、全体の構成は、まだ、ぼんやりとしている、、、。コシビロとBurmoniscusの両方を話そうか、、、系統地理はどの程度話そうか、、、マニアックな形態トークをどの程度話そうか、などなど。

とりあえず、図を貼り付けてみる。



頑張って解剖した西表島の話はできないかも、、、全く種同定をしていない。

2012年3月8日木曜日

やはり

3時間ほど会議にトラップ。あとは、卒論データを生態学会で使えるように整理、、、が終わらず。

とりあえず、明日中に系統樹までは終わりにしておかないとマズい。

結構、珍しいササラダニ類、Cosmopirnodus属の一種。世界中のササラダニ類の研究者でもあまりみたことはないのでは?

真の樹上生活性で、世界で3種が知られている。日本には、1種、C. angulatusが報告されている。神奈川県の小学校の屋上に設置していた水盤トラップで捕獲されたそうだ。つまり、空を飛んでいた、ということ。実際は、風で飛ばされたんだろうけど。


日本の種とは異なることはすぐに分かったが、海外の種との比較をしようと思いつつ、、、やはり放置。

この種、ササラダニ類としては珍しく、性的二型がみられる。ササラダニ類の性的二型は樹上性の種で多くみられ、これらの種は土壌性とは異なる繁殖様式を持っているんだろうと思われているが、全く分かっていない。これはチャンと調べたら絶対に面白いんだけど、、、。

2012年3月7日水曜日

混乱

Koga-2のササラダニ採集。狩猟されず、無事に生還。崩壊寸前の道路での運転が恐かった。

ふれあいの森2にカメラを設置。ウサギを撮りたい。

コシビロの卒論データを引き継ぐ。頭がやや混乱。これは生態学会で使いたいので、早めに整理しないとマズいのだが、、、。

土壌でも結構な頻度で見つかるが、樹上が本来の生息環境と思われるTruncopes属の一種。この仲間は、分類が難しい。輪郭からすると、T. moderatusのような気もするが、違う気もする、という感じ。

この仲間の整理をしようと文献を集めたが、これもまた放置されている。

2012年3月6日火曜日

スッポン?

先日作った標本を朝一でお絵描きして、あとは、事務作業に没頭。内職的なこともポチポチ。

内職作業の友、You tube。今日のヒットは、広島弁によるipadの説明。面白い、良いセンスしてるな。二番煎じで、博多弁もあったけど、イマイチだった。あと、ミスチル桜井の情熱の薔薇も良かった。

樹上性ササラダニ類の代表といっても良い分類群、Scapheremaeus属の一種。属の日本語名はスッポンダニ。日本から2?3?種が報告されているが、それらとは異なることが分かっており、日本未記録種。これもチャンと報告しようと思い準備していたが、そのまま放置されている、、、。

水生のミズノロダニと同様に、後退部前縁に光受容器官があるのが分かる。水中と樹上で、、、不思議。


ナカナカ苦労したBrumoniscus論文が、どうにかアクセプトされた。初めてのワラジムシ類に関する論文。これからはもう少しペースを上げたい。

Taxonomic study of the Burmoniscus ocellatus complex (Crustacea, Isopoda, Oniscidea) in Japan shows genetic diversification in the Southern Ryukyus, Southwestern Japan.
Karasawa S. and Honda M. (in press) Zoological Science

学名の変更に関する論文なので、印刷になるまで詳しいことは書けないけど、与那国島、西表島、石垣島、宮古島、沖縄島に生息するBrumoniscusの分類学、および、系統地理学的な研究です。

明日は晴れそうなので、先日採集し忘れたササラダニ類の採集に行くことに。普段は共同研究者と一緒に行くのだが明日は1名。急斜面だけど、アプローチは短いのでそれは特に問題ない。一応、共同研究者に確認をしたところ、「狩猟区なので、撃たれないように気をつけて」と。大丈夫だろうか、、、。

2012年3月5日月曜日

良かった

とりあえず、迷惑をなくそうと頑張ってみるが、ナカナカ進まない。結局、研究放棄日になってしまった。

学生が、とある助成金に内定した。良かった。これで存分にシークエンスに出せそう。

Quadroppiidaeの一種。小型で、前体部に明瞭な枠構造があるのが特徴。土壌でも見ることが出来るが、オオタニワタリの腐植内で優占することがしばしばある。

2012年3月4日日曜日

マズい×2

お絵描きの続き。

進めるたびに、描くべきことがどんどん増えていく、、、。マズい。

研究とは関係ないけど、私の仕事放置のせいで、色々な人に迷惑がかかっていることが判明。こちらもマズい。

2012年3月3日土曜日

気になるけど

Burmoniscus論文をどうにか再投稿。これで終わってくれると良いけど。

生態学会の準備が気になるけど、ホロタイプお絵描きが危機的状況にあることに気づいてしまった。腹肢と胸脚でどうにかなると思ったけど、記載論文を返してみたら、こんな図とか、


こんな図とか、


他にも沢山必要なことが分かった。しかし、ホロタイプの状態が悪く観察できない形質も多い。そのあたりの対応をどうするべきか、、、。

2012年3月2日金曜日

一人で

雨天の中、調査。Koga-1、2とHisayama-1、2、3のピットフォール回収。Koga-2とHisayama-3のロガは、センサーが不調のため再設置せず。

Koga-2のササラダニサンプルが必要だったが、間違ってKoga-1で採集をしてしまった。後日、行かなければ、、、。

樹木がかなり倒れていた。先日の雪の影響みたい。

数日前に、割れたカバーガラスを思いっきり触ってしまい、指が少し切れてしまった。血は出ていたが、パッと見では刺さってなかったので、そのうち回復するだろうと放置。

しかし、数日経っても、触るとジわ〜んと変な感じ。もしや、と思い、傷口周辺を思い切り押してみたら、、、ガラス片が出てきた!


普段、ワラジムシ類を解剖しているピンセットで引き抜いてみたが、薄いカバーガラスなので、途中で割れてしまったり。さらに押してみたり、と一人で苦しんでしまった。

昨夜は、同じ講座の先生の定年退職パーティーだった。