2011年11月29日火曜日

西表な日々3と石垣な日々1

一昨日、Cubarisを探しているときに見つけたカタツムリを襲う甲虫。綺麗な黄色い斑紋が特徴的。種名は分からない。


今日、サソリモドキを探しているときに見つけたオオシママドボタルの幼虫。ナカナカのサイズ。小さいのもいたけど、別種なのか?それとも成長にかなりの差があるのか?基本的にホタルは、幼虫の時期も発光する。幼虫の頃に発光していて、成虫になると発光しなくなる種も多い。


昼、石垣へ移動。港の待ち合い所。時計がズレているので注意せよ、と。船の待ち合い所で、これはマズいのでは。


石垣でもサソリモドキ探し。色々なサイズを見つけることができた。今日見つけたうちで最小。


ワラジムシ類は基本的に個体数密度が高い。かなり希少な種を除いて、絶滅するとすれば、生息環境の変化が最大の原因で、人間が普通に採集して絶滅させることは、まず無いと思う。

しかし、サソリモドキは、局所的には個体数密度が高いが、分布がかなり限定されている(調べた限りの範囲であって、本当のことは分からない)。こうなると沢山の個体数を採集すると地域個体群が絶滅する可能性がある。個体群が維持でき、かつ、実験に必要な最低個体数を採集することなるのだが、ナカナカ難しい。採集しなければ良いのだけど、調べなければ分からないことも沢山あって、そもそも、放置しておいてはマズい場合もある。例えば、石垣島はアマミタイワンサソリモドキが島全体に生息しているのだが、遺伝的には大きく2つに別れることが分かってきた。これは、全く別ものとして保全する必要がある。