2011年11月30日水曜日

石垣な日々2

完全体標本が必要なので、以前見つけた場所でCubarisを数個体採集。その後、ササラダニ採集のため、島内をほぼ一周。しかし、良い場所が見つからなかった。

場所によって強い雨が降ったかと思えば、移動すると道路が濡れていなかったり、、、先島に来たことを実感する。

ハブの礫死体。持ち帰りたかったけど、カラスにかなり食べられていたので諦める。


三角形の頭。毒蛇の頭は三角形というのは、日本ではその可能性が高い、という程度のことらしい。

2011年11月29日火曜日

西表な日々3と石垣な日々1

一昨日、Cubarisを探しているときに見つけたカタツムリを襲う甲虫。綺麗な黄色い斑紋が特徴的。種名は分からない。


今日、サソリモドキを探しているときに見つけたオオシママドボタルの幼虫。ナカナカのサイズ。小さいのもいたけど、別種なのか?それとも成長にかなりの差があるのか?基本的にホタルは、幼虫の時期も発光する。幼虫の頃に発光していて、成虫になると発光しなくなる種も多い。


昼、石垣へ移動。港の待ち合い所。時計がズレているので注意せよ、と。船の待ち合い所で、これはマズいのでは。


石垣でもサソリモドキ探し。色々なサイズを見つけることができた。今日見つけたうちで最小。


ワラジムシ類は基本的に個体数密度が高い。かなり希少な種を除いて、絶滅するとすれば、生息環境の変化が最大の原因で、人間が普通に採集して絶滅させることは、まず無いと思う。

しかし、サソリモドキは、局所的には個体数密度が高いが、分布がかなり限定されている(調べた限りの範囲であって、本当のことは分からない)。こうなると沢山の個体数を採集すると地域個体群が絶滅する可能性がある。個体群が維持でき、かつ、実験に必要な最低個体数を採集することなるのだが、ナカナカ難しい。採集しなければ良いのだけど、調べなければ分からないことも沢山あって、そもそも、放置しておいてはマズい場合もある。例えば、石垣島はアマミタイワンサソリモドキが島全体に生息しているのだが、遺伝的には大きく2つに別れることが分かってきた。これは、全く別ものとして保全する必要がある。

2011年11月28日月曜日

西表な日々2

気温が25度を超えた。暑い。

昨日に続き大原でCubarisを探すが見つからず。かなり局所的な分布の可能性が高い。昨日、発見できて良かった。

気合い入れてワラジムシ類を採集してもしばらくは処理はできそうにないので、ササラダニ採集に変更。海岸性種を狙う。私が始めて新種を報告したのは沖縄の海岸性ササラダニだった。

西表島最南端の南風見田(はえみだ)の浜。天気が良いと海が青くてキレイなんだけど、、、。


オオゴマダラ。日本最大級のチョウ。ヨナグニサンの次に大きいのかな?蛹が金色になることでも有名。右翅が壊れてる。鳥に食べられたか。


スジグロカバマダラ。黒色のスジがないカバマダラという種がいるが、属が違うらしい。


リュウキュウアサギマダラ。アサギマダラという長旅をするチョウが有名だけど、この2種も属が異なるのだとか。アサギマダラは後翅が赤っぽくなるので、区別することが可能。左の前翅が壊れてる。


明日、石垣島へ移動。

2011年11月27日日曜日

西表な日々1

家を8時少し前に出て、15:30に西表島に到着。石垣ー西表の移動は石垣ドリームライナーで。ナカナカかっこいい。


今回の最大の目的は、大原でCubaris iriomotensisを採集すること。なぜ、大原かと言うと、新種の基準となる標本、つまり、模式標本(ホロタイプ)が採集された場所だから。これをタイプローカリティーと呼んだりする。

かなり苦労するだろうな、と思いながら来た。というのも、2年前の調査で約50地点でワラジムシ類を採集したのに、本種が採集できていないこと、および、石垣島の経験から住宅地周辺にいると思われるが、広範囲で見つからないとなると、かなり局所的に分布(でも高密度)している可能性が高いため(サソリモドキがこのタイプ)。

早速、港内を1時間ほど探すが、ホソワラジムシ、Burmoniscus okinawaensis complex、sp. oki-2、dorsalis complex、トウヨウワジムシ複数、が見つかるのみ。

場所を移動、で、こんな環境でトウトウ発見。


探していたのはこれ。

2011年11月26日土曜日

新種

どうも今日は推薦入試があったらしい。私のいる講座は関係ない、、、ハズ。

西表滞在中に締切になる書類をどうにか提出。明日出発だけど、まだ何も準備をしていない。

今回は、天気も悪そうだし、山の奥深くには入らず、住宅地や海岸を中心に調査して、外来種を探すことにしようかと、、、。ただ、これだと作業が面白くない。やはり、山の中に入りたくなってしまうだろう、となると、長靴が必要か、、、とか、色々と考えているうちに、遠出したくない症が出てきた。

ニュージーランドの地震で亡くなられた平内さんが発見したササラダニが新種として報告されたそうだ。ダニ学会誌のHPでは、まだ見ることができない(そのうち見られるようになるはず)。平内さんの書きかけの原稿を青木先生が完成させたようだ。

2011年11月25日金曜日

崩壊

Sasaguri-3、4、Umi-1、2の毎木調査終了。これで、篠栗は全て終了。宇実はあと1日で終わるか。久山と古賀が全く手つかず。2日は必要だろうな。

調査地に行く途中の林道。道路が完全に崩壊。さすがに車で行くのを諦めて徒歩で行くことに。

2011年11月24日木曜日

やっと

西表逃亡中に締切の書類があった。必要書類が集まりそうにないので、西表から提出することになるか。

明日はヒノキ林調査にいくことに、ということで、今日と土曜日で色々とやっつけなけばならない。午前中の会議は参加。午後の一番大きな会議をサボって、泳動を流してみたり。まあまあの結果。

書類書きの資料のために、ガラス割れ放置の写真を撮ってみたり。


で、夕方からの会議がやっと終了。

2011年11月23日水曜日

逃亡前

土日、祝日にピンポイントで雨が降る。

学会のニューズレターを印刷業者に送信したり、卒業研究のコシビロDNA実験を見守ったり、な一日。

西表島逃亡生活に入る前に終えなければならないことが他にもありそうだが、良く分からなくなってきた。明日は、ずっと会議の予定。どれかをサボるしかないだろう、、、。

2011年11月22日火曜日

巣箱

今年最後の授業。恒例になりつつあるが、巣箱設置。来春に産卵が見られるか。今年は数が少ないので、少し不安。



例年だと後期はこれで終わりなのだが、今年は、1月に授業がある。

2011年11月21日月曜日

未踏

いっきに寒くなった。寒いのは嫌いじゃないので、このまま冬になって欲しい。

久しぶりにお絵描き。途中、会議とか、大学構内未踏の地に行ったりとか。今年中にBurmoniscus問題第2段も論文にしたいが、、、。



来週、ヒノキ林調査に行きませんか、、、と。西表島に行くことを連絡するのを忘れていた。

ストロングワールドは、理解はできたが、絶賛されるほどでは、、、といった感じ。というか、途中で寝てしまったので結論は分からないのだが。普通に攻撃できてたし、シキはパラミシア系ということで良いのか?白ヒゲも普通に刺されたのでパラミシア系みたいなので、ロギア系最強って言ってるけど、実は、パラミシア系がスゴいんだ、という布石だったのかな。

2011年11月19日土曜日

違うぞ

コシビロ標本を観察しているうちに段々面白くなってしまい、卒論とは関係ない八重山の標本も見てみた。約1年前に採集したやつ

九州、沖縄のコシビロは形態ではとりあえず、
dorsalis complex:福岡、佐賀;セグロと呼ばれている種が含まれる
obscurus complex:九州全域、トカラ、沖縄島;トウキョウと呼ばれている種が含まれる
sp. oki-2:トカラ、沖縄島、八重山諸島;7脚に集中毛がある
sp. Akusa-1:熊本、鹿児島、八重山諸島?;dorsalis complexに似るが、1脚の毛が少ない
sp. kago-1:鹿児島、沖縄島?(sp. oki-1?);dorsalis complexに似るが、1脚の毛が異なる
Cubaris:石垣島、西表島;そのうち、種名は確定する、、、ハズ
russoi complex:九州全域、トカラ、沖縄島、久米島、八重山諸島;タテジマと呼ばれている種が含まれる
に分けられるか。あとDNAデータで支持されれば、決着となるのだが。complexはかなりのシノニムを含む予定。

まほろ駅前多田便利軒を観た。瑛太と松田龍平ということで、結構、期待しけど、個人的には期待外れだった。まっ、この2人のキャラが生かされたというべきか、(あまり好きではない)淡々と話は進んでいく。2人とも子どもと分かれた過去があり、また、便利屋として送迎を頼まれた子どもが、実は、麻薬の運び屋をやってて、、、と、子どもに対する愛情うんぬんかんぬんというテーマ。答えは一つじゃないよね、キレイごとだけでは済まないよね、といった、所謂、自分で考えてみて、という感じの映画。あまり、映画にそいうことを期待していないので、個人的にはイマイチでした。でも、こういう映画って、評論家の評価が高かったりする。

瑛太と松田龍平(松田優作の息子)の2ショットで、瑛太が「なんじゃこりゃー」と叫んだシーンは、おぉっと思った。


まほろ駅前多田便利軒 スタンダード・エディション [DVD]

今夜の土曜プレミアムは、ワンピース・ストロングワールドですか。ノーカット版だとか。2時間映画をテレビで2時間で放送するとCMの時間分カットせざるを得ないので、映画版よりも短縮されている。あれから1年、今年は64巻を読み終えて、ちょっと違うぞ、、、。

2011年11月18日金曜日

早々に

結構重要な会議とナカナカ重要な書類を数本提出。

Burmoniscus論文もどうにか投稿。表が上手く投稿できず、半日苦労した。Excelファイルで投稿しなければならないのだが、標本の半分しかアップロードできない、という状況。縮小したり、余白いじったり、色々と苦労したが、、、印刷範囲が指定されていた。解除したらあっさりと終わった。

今日から学祭が始まった。今夜から季節外れの大雨らしいが。

青色ワラジムシ、Brumoniscus問題第2段、とまだまだやるべきことが沢山残っているのだが、いい加減、卒論を真面目に指導しないといけない季節になってきた。ということで、久しぶりにコシビロの標本を観察、、、難解すぎる。ただ、想像が正しいとすると、ナカナカ面白い発見かも。実証するためには、奄美大島に行く必要があるのだが。サソリモドキも必要なので、早々に行ってしまいたい。

2011年11月17日木曜日

フッキー

Burmoniscus修正を進める。明日には投稿できそう。

新しい機器を使った卒論が、ナカナカ上手く行かない。面白そうなんだけど、そいうのに限って難しい。

大学公認のキャラクター、フッキーの画像を入手。


学章も発見。何て書いてあるのだろうか、、、。


学会発表とかで使えるか。

2011年11月16日水曜日

比較

昨夜は、久しぶりにロードキル(交通事故死)探しをしに。

イタチを発見。腐敗はしていなかったが、頭部は結構潰れていたので、遺体収拾はせず、土に還すことに。頑張れシデムシ。


英文校閲を参考に修正。比較級のthanが全てcompared withに修正されている。どっちでも良い気がしないでもないが、ナゼ、後者なのかな。

2011年11月15日火曜日

辛抱

今日もまた、授業と授業の準備。Burmoniscus論文が英文校閲から帰ってきたが、手つかずのまま。

明日の授業が終われば、しばらくは研究に集中できる。もう少しの辛抱。

サッカーは、北朝鮮と試合だったようで。イタリアが北朝鮮と国交があることに驚き。

昨日のプロフェッショナルは、本田圭祐だったけど、結構、大きな怪我をしていたのか、知らなかった。来週は、商社マン。想像すら出来ない世界なので、ナカナカ面白そう、と思うと期待を裏切られるのがこの番組。

2011年11月14日月曜日

授業と授業の準備。しかし、今週で2つ終了、来週でもう1つが終了。あと少しの頑張り。

先日、裏山で発見した糞。

イノシシの糞だと思う。センチコガネも来ており、かなり分解が進んだ状態だった。大量に種子が含まれていた。篠栗で発見したのとは別物の気がするが。採集してきたので、その内、植物の先生に見てもられば分かるだろう。


見たことの無い糞も発見。どうやらウサギの糞みたい。一度、別の山で見たけど、裏山にもいるのか。見てみたい。

2011年11月13日日曜日

ばらけ

自炊の続き。土日だけの作業だと、今年中には終わりそうにない。地道に。

昨日は、高校ラクビー福岡県大会の決勝。東福岡vs筑紫。去年はちょっと変則だったけど、ここ7、8年、決勝はこの組合わせ。で、東福岡が12年連続となる優勝でした。ここ数年の東福岡は高校ラクビー界では、ほぼ無敵状態で、現在、公式戦75戦無敗、花園3連覇を目指すチーム。筑紫も頑張っていたけど、実力の差があったかな、といった感じ。

で、今日は、高校サッカー福岡県大会の決勝。東海大五vs九州国際大附属。去年は、PK決着で、22人目(つまり、ちょうど2巡)というスゴい試合だった。今年は、東海大五が優勝。私の住んでいる市内の高校。頑張って欲しい。

ということで、高校3大スポーツ(私の勝手な印象だけど)、福岡県代表は、甲子園は九州国際大附属、花園は東福岡、国立は東海大五、、、上手くばらけて良かったのでは。県立勢に頑張ってもらいたいが、、、小倉、筑紫、福岡が強豪校として名を連ねるラクビーが一番可能性が高そうだけど。無敵化東福岡を倒す日が来るかな。

競馬はエリザベス女王杯。かなりの好メンバー。去年は、熊本の調査中にレンタカーの中でラジオで聞いた。スノーフェアリーがスゴい勝ち方をした。今年はどうなるだろう、録画してきたし、、、と楽しみにしてたら、ネットで不意に結果を見てしまった、、、。2連覇ですか。

2011年11月12日土曜日

自炊

論文探しに苦労する日々を脱出すべく、自炊に挑戦することにした。

色々と調べたが、スキャナーはこれで問題なさそう。富士通Scan Snap S1500M(MはMac版のこと?)。約4万円で購入。価格.COMだと3万円前半からあるみたい。

Mac版を購入したら、Acrobat Professional8が同封されていた。最新版の10が5万円ぐらいで販売していることを考えれば、かなりのお買い得感。


設定は、これまた色々と調べて、白黒、スーパーファイン、向き・傾き補正OFF、文字をくっきりOFF、テキスト認識はしない、といった感じ。

OCRはAcrobatで行っている。白黒は、グレースケールとカラーに比べてファイルサイズは10分の1ぐらいになるらしい。文字くっきりはOCR認識の精度が落ちるとか。

私の場合、コピーされた論文をPDF化するのが最大の目的。多くのヒトは書籍の自炊をすると思うので問題にならないのだろうが、論文のPDF化にあたって結構厄介な問題が生じた。

コピーは紙面節約のため、1ページに2ページ分印刷されてることがしばしば。


で、収納の際は半分に折っておくのが普通。数ページの論文で、キッチリと折れ目がついている場合は問題ないのだが、このように厚みがあって、緩やかに折れ目がついていると厄介。


このような文献を真ん中でバッサリと切ると、折れ目が残り、ピョンと跳ねる。


スキャンする際には、ページ順に並べる必要がある。端がピョンとなっていると、こんな感じに端が揃いにくい。


図にするとこんな感じ。


このままスキャンすると、吸い込む際に隙間があるので、斜めにスキャンされることになる。

解決策としては、ど真ん中でなく、折り目の根元からカットするのが一番楽。しかし、文字が真ん中ギリギリまできていたりすると、文字までカットする可能性があるので注意が必要。

苦労したのは、この点のみ。複数枚吸い込みはほとんどなく、スキャン速度もとても早い。左右対称になるように切断、PDFになった後のページ数確認など、それなりに時間はかかるが、PC内に収納でき、キーワードで検索できることを考えれば、やる価値はあり、だと思う。

2011年11月11日金曜日

デジタル教材

インターネットやPCの発達により、学校教育でもデジタル教材の活用が求められているらしい。ネットで調べると沢山検索されて、選択に苦労するぐらい。

1.岐阜大学教育学部理科教育講座による「Web教材
画像集(?)。授業なんかで使うのに良いかも。

2.情報処理推進機構による「教育用画像素材集
これも画像(動画も)集。理科だけでなく他の教科もある。体育の前方ももかけ上がりとか、理科以外も見ているだけでも面白い。動物の動画の良作品が多い。

3.NHKもあった。「NHKデジタル教材」。
番組で使われた映像なのか?動物の動画はナカナカすごい。ミツツボアリ、動いているとこ初めてみた。お〜ペッカム型擬態のハナカマキリもあった。社会もある。「NHK for School」というのが大元らしい。情報が多過ぎて良く分からないが、使いこなせたら強力なツールにありそう。

4.科学技術振興機構による「理科ねっとわーく」、一般公開版登録必要版がある。
NHK並、もしくは、それ以上に情報量が多い。「ミクロからマクロまで・・・」の動物の部屋では、CT画像も見ることが出来る。ダンゴムシもあった。レベルを色々と変えて試した方が良い。

こういうのは使い方次第だと思う。実験にかけるお金と時間を節約できるのは間違いないけど、自分で実験したり、本物を観察する機会が減ると生徒は可哀想な気もする。

あと、ただでさえ、学校での実験で成功するのを前提に実験し、実験失敗の経験をする機会がないのに、難しい実験をデジタル教材することで、ますますそのような経験がなくなるもの不安。

今日、卒業研究の裏山に行ったけど、トラップが壊されていた。ネズミかな?と思ったけど、ナゼ、プラスチックに興味を持つのか不思議。てな具合に、実験ってしょっちゅう失敗したり、予想外のことが起こり、その原因を考えるのが本当は面白いのだけど、、、。

2011年11月10日木曜日

買い取り

Burmoniscus論文を英文校閲へ。来週中に投稿できるか。

午後はずっと会議、、、。

先日、発見した記事。沖縄で外来種のタイワンスジオという大型のヘビを1万円で買い取るらしい。ハブを買い取るという話は良く聞くけど。

外来種を駆除するのに、買い取りは、以前、私も考えたことがあったけど、でも、このようなシステムを作ると、増やそうとする人が出てくる可能性もあるな、と思ったんだけど。大丈夫かな。

2011年11月9日水曜日

安心

授業、裏山登り、授業、ゼミとナカナカな一日だった。

スズメバチも力尽きる季節のようで。ぼちぼち安心して山に入れるようになる。また、イノシシの堀跡がかなりあった。冬に向けての過食期かな。


新しく始まる調査。カメラを設置。面白い結果が出ると良いな。


大学祭に当てたかった西表調査。思いっきり授業があることに気づいてしまった。無理矢理行こうかと思ったが、翌週になれば、授業が無いので、さすがにマズいかと。

ということで、11月27日ー12月1日に西表へ。優先順位としては、Cubaris(必須)、潮間帯性ササラダニ(採れているかは現地では不明)、ホタル(採れたら良いな)、人工環境のコシビロ(ちっちゃいヤツが未記載な気がする)、サソリモドキ(生体が採れれば)、、、欲張る。

2011年11月8日火曜日

GO

これ以上はストップできないので、朝一でBurmoniscus論文を修正して共著者へ。その後、授業の準備と授業。

そんな中、Cubaris論文が帰ってきた。どうにか誤摩化せるかと思ったが、やはり西表島のDNA解析は不可欠のようで、、、で、手元に標本がない。

西表島では、2年前に卒業研究で50地点近く調査したので、しばらくは調査する必要はないだろうと思ってたけど、行かなければ。

どうせ沖縄に行くなら宮古島に行きたかったのだが。しかし、とある国の人から、西表島のササラダニが欲しい、との相談を受けているので、ちょうど良い機会か。

今年は、採集旅行はしないつもりだったけど、結局、西表へGO。できるだけ早い時期に行ってしまいたい。大学祭に当てられると良いのだけど、、、。

2011年11月7日月曜日

生命とウイルス

またまた、授業の準備で一日が終わった。

授業開始、、、準備不足で授業をすると、グダグダになるでしょ、と教えたかったんだよ。でも、プンラクトン観察はナカナカ面白かった。

問題は水曜日の授業。1年生向けの最後の授業ということで、生命とは?という壮大なテーマを話したくなってしまい、そして、収拾がつかなくなりつつある。どうなることか。

そもそも、確立した生命の定義はない。慶応大学の仲田崇志さんのHPがとても×3参考になる。難しいけど、読む価値は絶大。

ちなみにこのHP、この本でも絶賛されている。この本では、丸山工作さんの定義も紹介されている。「生命の定義?あんまり最近は気にしてないねぇ」と著者は言う、その理由は、、、この本とても面白いので、そのうち紹介したい。でも、ナカナカ難しくて。


生命はなぜ生まれたのか―地球生物の起源の謎に迫る (幻冬舎新書)

さて、生命の定義。とても簡略化すると、「自分でエネルギー(ATP)を作れる」、「遺伝情報を複製できる」、「進化(遺伝的変異がある)できる」、が大事なのかと。あと、周りと区別できる、というのも大事だけど、これはイメージしやすそうなので、大丈夫でしょう。

さて、青色ワラジムシの原因になったり、インフルエンザの原因になったりするウイルス。彼ら(彼女ら?)は生命なの?という、ありがちな問いかけはしておこう。感染(移動)するし、増えるし、生き物っぽいけど、、、。

ウイルスの増え方。ウイルス(右上)は、核酸(DNAかRNA)を取り囲むタンパク質でできている。ちょっと違うタイプもある。


他の細胞に侵入し、核酸を放出。侵入した細胞の酵素とか、リボソームを使って、核酸の複製をしたり、タンパク質の合成をする、、、らしい。


で、それぞれのタンパク質の入れ物に核酸を入れて、


独立。ウイルスが増えました。


つまり、自分自身で、遺伝情報を複製することができない。また、エネルギー(ATP)も生成することはできない。そもそもATPは必要なのか?

ということで、ウイルスは生命ではない、とするのが妥当。何なんでしょうね。物質でOK?

2011年11月6日日曜日

プランクトン

授業の準備で終わり。論文の修正はできず、という以前に授業の準備も終わっていない。

ビオトープから水をとってきて観察。プランクトンの形も面白いな、、、チョッパーだったらナカナカ良いリアクションをしてくれるかも、とか考えたり。緑色のボディー、小さいけど、頑張って二酸化炭素を吸収してくれているのだろう、とか感謝したり。




大学の時、プランクトンは遊泳能力がないと教わった記憶が、、、ミジンコとか泳げるけど、、、。どうやら、流れに逆らうほどの遊泳能力がなければプランクトンと呼ばれるみたい。ちなみに大きさは関係なく、2mのエチゼンクラゲも海中を漂って生きているのでプランクトンとなる。さかなクンによる説明

2011年11月5日土曜日

アルテミア

Burmoniscus論文は、どうにか完成。もう一度見直して、バトンタッチ。青色ワラジムシは手つかず。

月曜の授業で使うため、アルテミアの準備を始めてみる。ワラジムシと同じ甲殻類。


こんな感じの容器が入っていて、人工海水(塩分濃度の高い湖に生息しているのだとか)を作製後、卵を入れておくと一日で羽化するのだとか。


卵の時期に乾燥させると耐久卵になり、水に入れると孵化を始めるということらしい。

2011年11月4日金曜日

一騎打ち

事務の方が、科研書類にミスを多数、発見してくれた。修正して再提出。どうにか採用されてくれ。

Burmosnicus論文の修正に没頭。大きなとこは終わったか。アブストも書き終える。あとは引用のチェクをして、共同研究者へ。

今年の秋競馬で個人的に一番興味のあった、JBCクラシック。中央競馬所属でありながら地方競馬レースで連勝を続けているスマートファルコン。同じく中央所属で、中央のダートG1であるJCDとフェブラリーSを勝って、しかもドバイWCで2着に入ったトランセンド。

初対戦なのかは不明だけど、本格化してからは対戦していない。元気なうちに闘ってくれ、と思っていたら、とうとうJBCクラシックで激突してくれました。ともに逃げ馬。スタートからずっと順番は変わらず、スマートファルコンの完勝。JCDに出てくるかな。

ここでレース動画が観られる。

強い先行馬の一騎打ち、史上最高の名勝負と言われる1977年有馬記念を思い出した。トウショウボーイとテンポイントずっと突き合ったままゴールまで行っちゃいます(グリーングラスもいるけど)。これは本当にスゴい。競馬って面白いな〜、と感じたレースの一つ。

2011年11月3日木曜日

COMポート番号

森林の多様性シンポジウムのツアーで行った福岡市内にある油山で教えてもらった花。センブリ。バラエティー番組のバツゲームで使われるセンブリ茶は、これが原料。


卒業研究に関連して学生と悪銭苦闘したネタ。細かいところは良く理解していないけど、一応、メモ。

9ピンのコネクターをPCに接続する必要があったのだが、PCには15ピンしか入力できなかったので、USB変換コードを経由して接続した。

とある測定機器とPCを繋ぐためだったのだが、接続はされたがデータの授受ができない。説明書を読むと、Comm Port1か2に接続せよ、とあるが、Comm Port3になってしまうことが原因らしい、と想像がついた。

OSはWindows XP。色々とこねくり回しているうちに偶然、Comm Port番号を変更することができた。やり方は、「コントロールパネル」→「システム」→「ハードウェア」→「デバイスマネージャ」→「ポート」→「USB Serial Connecter」→「ポートの設定」→「詳細設定」で変更可能。