2011年8月21日日曜日

血管系

色々と勉強。

多足類は、気管(気門をもつ)で呼吸する。コムカデは気門が頭部にある(節足動物の多様性と系統 石川ほか, 2000)。

閉鎖血管系をもつ動物群:紐形動物、環形動物(ミミズ、ヒル)、ユムシ動物、ホウキムシ動物、腕足動物、軟体動物の頭足類(タコ、イカ)、半索動物の腸鰓類、原索動物の頭索動物、脊椎動物(岩波生物学事典 2000より)

結構、閉鎖血管系(毛細血管で動脈と静脈がつながる)を持つ無脊椎動物がいるんだね。

昆虫やワラジムシ類は開放血管系といって、毛細血管がないので、心臓が鼓動すると、血液は体内の隙間(血体腔とか言われる)をジワ〜と広がる感じで、閉鎖血管系の動物は、体中に血管があるので、血液は血管を通ってビュォーって広がる感じか。節足動物が脊椎動物のように大きくなれない一つの要因として、この閉鎖開放血管系による血液循環の悪さがあると考えられている。一方、小さいおかげで多様化したんだけど。

公開講座で触れておきたいこと。解剖実習でイカがしばしば使われるらしい。イカは、レンズを有する眼や閉鎖血管系、高度な神経系など、脊椎動物に似た性質があるので、解剖実習に使われている。新指導要領では、無脊椎動物の特徴を学ぶのだが、その材料として、軟体動物のイカとタコが挙げられている。上記のように、イカは無脊椎動物としては、かなり特殊な性質があるので、その点を理解して扱う必要がある。

熊本の思い出。

ワラジムシ類の採集地を探していたら偶然、たどり着いた。霊厳洞。あの宮本武蔵が五輪の書を書いた場所なんだとか。近くでコシビロを採集してみた。