2011年7月18日月曜日

解剖と視聴覚

車を修理に出そうと、開店するであろう時刻に車屋に行ったら、やっていない、、、。3連休は休みのようで。今週の土曜日まで放置せざるをえない。

Burmoniscus論文を地道に進めた。図は全部で10枚。想像以上のヴォリュームになった。

少しだけ明日の準備。先週、行った解剖実験。実は、学生の理解度も実験していた。人間も動物なので、私の興味の対象である。

解剖を否定する意見の中には、解剖を行うと作業に没頭してしまい理解度が下がる、というものがある。そこで、学生を半分に分けて、半分は解剖、半分は視聴覚教材として動画を見せ、終了後、臓器の名称を答えさせ、解剖と視聴覚教材による理解度を調べた。


で、結果、9問の設問に対する正解数の平均±標準偏差(人数)は、

中高校の先生を目指す人:解剖8.1±1.1(16)、視聴覚教材7.3±1.4(13)
小学校の先生を目指す人:解剖7.5±1.2(18)、視聴覚教材6.7±2.0(17)

だった。ともにWilcoxonでは差がないが、平均値は解剖の方が高かった。なかなか興味深い結果だと思う。ともに0.8違うのか。何か法則性があるとスゴいけど。

ただ、この実験、色々と反省点が残った。

まず、授業内容や学生への周知度を同じにするため、授業は同時並行で行い(私が解剖を担当、大学院生が視聴覚教材を担当)、どちらの授業でも、筋肉を開き脂肪体を外した時点で、臓器を確認しながら図を描かせた。また、説明する臓器も同じにするように事前に相談しておいた。しかし、解剖は、臓器がすぐには見つからないので、作業中に色々と質問があり、当然、それに対応するため、視聴覚教材よりも教える内容は増えたと思う。

また、解剖は、死んだ個体では胆のうが確認できなかった。生きた個体も2〜3個体実験しており、その個体では胆のうが確認できたが、全ての学生がそれを確認していないと思われるが、理解度テストでは胆のうも質問してしまった。しかし、正当率は、解剖26/34、視聴覚教材20/30、と差はなかった。

良いように考えれば、解剖は学生もミスをしたくないので、視聴覚教材に比べて慎重になり、その結果、質問が増え、それが理解度に繋がるのかもしれない。

あと、初等と中等で0.6ずつズレが生じているのも興味深い。

他にも色々とアンケートを集めたので、もう少し面白い議論ができるかも。

こんなこともやってます、、、。