2011年6月24日金曜日

ISTIBの復習

暑い。

またもや飛行機では一睡もできす。かれこれ30時間ほど起きている。機内では、映画3本(アリス・イン・ワンダーランド、あしたのジョー、ザ・ライトーエクソシストの真実ー)とテレビ番組(世界不思議発見とか、相棒とか)の録画放送を観つつ、将棋に燃えてた。羽田空港に着いた時、東野圭吾×2がちょうど終了。大学までの道のりが暇なので、さらに1冊ゲット。ちょうど読み終わった。

ほとんど会場にいなかったけど、一応、メモ。

生理・形態とヴォルバキアは、(ワラジムシ類は)日本であまり研究されていないので、結構、差がついているのかも知れないが(知識が無くて良く分からなかった)、生態・分類はあまり日本と違いはないと思った。発表内容は、(お世辞でなく)日本人の3人の内容が特に面白かった気がする。

八巻さん他:海洋島である硫黄島のリターから水生等脚類のミズムシの未記載種?を世界で初めて発見した。同じ海洋島である小笠原諸島では、完全に陸に適応したフナムシが発見されている。陸生種が貧弱だったので、進化したのだろうと考えられているが、今回も同様の例か?と考えているようだ。

新倉さんと八畑さん:ハマダンゴムシの分子系統地理。海流分散が重要だろう、という結論だけど、面白かったのが、氷河期に海水面が下がると朝鮮半島と九州が陸続きなるため、この時期、対馬海流は日本海に入れなくなり、暖流は黒潮だけになるので、これが分散に重要な影響を及ぼした、というもの。今になって気になってきたけど、氷河期に分布が北上するというアイデアは問題ない?

鈴木さん他:飼育実験でハマダンゴムシの交尾時期を特定していた。これ自体も面白かったけど、「ハマダンゴムシは1回の交尾で1回産卵するけど、オカダンゴムシは1回の交尾で何回も交尾できる」、「オカダンゴムシは精子を溜めておく特別な組織がある」、「ハマダンゴムシ雌の生殖孔は5腹節にある」などなど、私が知りたかった知識が次から次と出てきてビビった。交尾時の腹肢の利用方法についても教えてもらった。一気に疑問が解消した感覚。

海外の人で面白かったのは、

Hornung et al:種によって、性比のバラツキに色々なパターンがあり、繁殖戦略と関係があるのだろう、と期待しているみたい。オスとメスで利用環境が異なるという論文もあるそうで、ナカナカ面白そう。ただ、質問されてたけど、ヴォルバキアとか、性決定要因の至近メカニズムが厄介そう。

Szekeres et al:体サイズごとに落葉の食べ方を比較し、小さな個体は柔らかい組織のみを食べ、消化率が大きな個体よりも良いことを示していた。ということなので、摂食実験の際には、体サイズを揃えなければならない。

Quadros et al:ワラジムシ類の擬死行動(動かなくなる)を種間、体サイズ、性別などで比較したり、刺激の与え方も3種類試すなど、実験方法もナカナカ面白そうだった。森山さんの研究と少し雰囲気が似ていた。卒論に良いかも。

そして、ある意味、一番気になったのが、

Montesanto et al:イタリアから初めてイリドウイルスを報告。シチリア島の一地点から4種の青色ワラジムシ類を発見し、TEMと遺伝子を使ってIIV31であることを証明した。つまり、私達と全く同じをやっていた。結果も同じ。アジアのデータに興味がある、ということなので、早く論文にしたい。寿命の結果もほぼ同じ傾向だった。
やはり感染方法に興味があるようで、面白いアイデアが、ワラジムシ類の体内には線虫が入り込むことがあるそうで、これが感染に関係ないかな?と考えているらしい。線虫の画像はなかなかグロテスクだった。これまで調べたことがなかったので、これからは注意したい。

TaitiさんやMontesantoさんに、「昨日いなかっただろ」と言われてしまった。とても申し訳ない気持ちになった。学会中はやはり会場にいないとダメだなと、、、。

最終日に生態の口頭発表があり、ここで、ZimmerさんやHassallさんが発表することになっている。残念だけど、これぐらいの日数が私には限界だった。

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